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第10回杏林CCRC研究所セミナーについて

第10回杏林CCRC研究所セミナー報告


日 時:平成26年12月11日(木)13時〜16時

場 所:杏林CCRC研究所分室(三鷹市下連雀3-38-4 三鷹産業プラザ304)


タイトル:平成26年度地域志向教育研究報告

報告者: 高木眞佐子(杏林大学外国語学部)
     太田ひろみ(杏林大学保健学部)
     芝原美由紀(杏林大学保健学部)
    

 平成26年12 月11日(木)、杏林CCRC研究所にて、外国語学部の高木眞佐子氏、保健学部の太田ひろみ氏、保健学部の芝原美由紀氏の三氏を報告者として、第10回杏林CCRC研究所セミナーが開催された。本学からは研究所の蒲生、相見、松井、多田のほか、地域・大学間コーディネーターの井上昌子氏が出席した。学外からは、やさしい手の吉田氏、銀座ホールディングスの馬場氏と榎本氏が出席した。

1.高木眞佐子「動画を用いて地域活動を英語で発信し、海外からの興味を醸成する活動」
 本研究では、外国語学部の学生が動画を制作してYouTubeに掲載し、英語で地域の情報を発信する活動を行った。これにより、地域とグローバルを結びつけ、また地域の高齢者と学生の交流を通して、世代間ギャップを越えた生きがい作りを行うことを目指した。
 最も力を入れたのが、東京都西部に位置する御岳山についての情報を、外国人観光客に発信する活動である。御岳山は古くから信仰の山として知られてきたが、観光では高尾山などに後れをとっており、近年では人口減や高齢化も深刻である。高木ゼミでは、外国人に自然と文化を体験してもらうための「天空芸者ナイト」という御岳山イベントに対して協力を行い、その様子の動画を作成してYouTubeで発信した。御岳山での活動の他に、連携自治体において複数の活動を行った。羽村市では、子育てや公共施設の利用等について、外国人向けに英語での案内を作成した。また、羽村市における男女共同参画に関してどのような提案を行えるのかについて検討した。三鷹市では、お祭り等でのボランティア活動を行った。

2.太田ひろみ「大学生と当事者の連携による発達障がい児の余暇活動支援ネットワーク生成に関する研究 —アクションリサーチを通した実践研究—」
 本研究は、太田氏を責任者として保健学部と外国語学部の教員8名によって実施された。近年、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能自閉症など、発達障がいを持つ児童が増加している。発達障がいを持つ児童や、その家族は、コミュニケーション上の問題のために余暇を十分に楽しめていない現状がある。そのため、発達障がい児の余暇活動を、地域で支援する取組みが期待されている。
 そこで本研究では、学生の協力を得て、地域の発達障がい児と家族を対象とした野外活動を企画・実施した。そこでの支援ネットワーク生成のプロセスを、アクションリサーチと呼ばれる手法を用いて分析することにより、発達障がい児の野外活動支援ネットワークの構築方法を明らかにし、円滑な余暇活動支援を行うためのネットワーク生成モデルを検討した。具体的には、発達障がい児とその家族約20名と、本学学生のボランティア23名で、5月から7月にかけて事前準備を行い、8月に長野県姫木平にて1泊2日の野外活動を実施した。収集したデータはPDCAサイクルに則って分析・考察を行っている。

3.芝原美由紀「障碍者スポーツ「ボッチャ」による高齢者の体力作り —八王子モデルの検討—」
 本研究は、八王子市をフィールドとして、芝原氏を責任者とする3名の保健学部教員によって実施された。具体的な活動としては、八王子市の高齢者あんしん相談センター左入と、特別養護老人ホーム・ファミリーマイホームセンターにおいて、ボッチャの講習会と高齢者の体力測定を実施した。活動の実施に際しては本学の学生20名の協力を得た。
 ボッチャとは、重度脳性麻痺者のためにヨーロッパで考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目にもなっている。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青それぞれ6球ずつのボールを投げたり転がしたりして、いかに近づけるかを競うもので、障害の程度に応じて複数のクラスが設けられている。ボッチャはほとんどの人が初心者であることから、運動習慣の少ない高齢者にとっても取り組みやすいスポーツである。
 本研究では、ボッチャを利用して、高齢者の体力と健康の向上を図ることを目指した。研究の背景としては、介護予防のために高齢者の健康支援を行うという最近の国の方針や、これまで福祉として位置づけられてきた障害者スポーツを、より競技性の高いスポーツに転換していくという近年の動向がある。今後は、大学キャンパスの利用など、ボッチャの周知活動を幅広く行う場の確保が課題である。

杏林CCRC研究所
松井孝太

高木先生報告風景

高木先生報告風景

太田先生報告風景

太田先生報告風景

芝原先生報告風景

芝原先生報告風景

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