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海外に学ぶアクティブシニア 講演会報告

杏林大学「地(知)の拠点整備」事業
杏林大学・三鷹ネットワーク大学 共催

市民公開講演会

海外に学ぶアクティブシニア ・多世代共創コミュニティの可能性・

日時:平成26年10月11日(土)午後2時〜午後3時30分

場所:三鷹ネットワーク大学 教室ABC

講演者:松田智生(三菱総合研究所・杏林CCRC研究所客員研究員)


 平成26年10月11日(土)三鷹ネットワーク大学にて杏林大学・三鷹ネットワーク大学共催公開講演会「海外に学ぶアクティブシニア - 多世代共創コミュニティの可能性 -」が開催された。研究所からは蒲生、相見、多田が出席した。講演に先立ち、杏林大学広報担当者から杏林CCRC研究所客員研究員 三菱総研 松田智生氏のご紹介の後、松田智生氏から「海外に学ぶアクティブシニア - 多世代共創コミュニティの可能性 - 」と題した講演が行われた。

講演風景

講演風景

講演風景

講演風景

 現在日本では高齢者(65歳以上)の人口は総人口に占める割合25.0%であり3186万人(人口推計平成25年9月)、平均寿命80歳で年間医療費は38兆円にも達しているが税収は40兆円である。高齢というと一般にはシルバーと言われるが、シルバー社会では活力あるイメージがない。そのため金よりも高価だが品格を感じさせて輝きの失せない元気なイメージを持てるプラチナ社会を目指すとのプランが提示された。プラチナ社会は、高齢化問題と環境問題を解決した新たな社会像で日本を課題先進国から課題解決先進国へとする構想を持ち、その中でシニアは社会のコストではなく担い手であるとの概念である。
 米国には健康時から介護時まで移転することなく同じ敷地で継続的なケアが受けられるCCRCと呼ばれるリタイアメントコミュニティがある。アクティブシニアとは、退職後の余暇をアクティブに過ごすシニアである。また大学連携型のリタイアメントコミュニティではアクティブシニアが大学で学びことと学生に教えることで生きがいを創出している。学生に教えることで貢献欲求や承認欲求が満たされ老化を防げる効果が見込める。これらの施設は一部の富裕層向けではなく、新規入居者の世帯収入では1万ドル〜3万ドルに27%、3万ドル〜7.5万ドルが50%となっている。フランスでは独居老人問題を解決する取り組みとして、単身の高齢者宅に学生が格安の家賃で同居する取り組みが成功している。高齢者は家賃収入を得られるだけでなく、安心感や気持ちに張り合いが持ち、若者は食事代の削減のほか、高齢者宅で一緒に夕食を取ることや家事の手伝いをするほど家賃が安くなる仕組みで、両者にとってメリットがある。
 最近、日本にも幾つかの多世代共生の集合住宅型コミュニティモデルがある。一例は都心部の高層住宅で、低層階に高齢者、高層階に学生が居住し、世代間の直接的な触れ合いとITによる見守りを合わせ、学生が高齢者を支援するモデルである。

 多くの海外事例も含め、プラチナ社会の実現に向けた取組についてご説明頂いた。三鷹市においても独居老人や多くの高齢者がおり、どのような高齢社会を構築するか、そして本学の2016年のキャンパス移転に伴う多くの可能性を含め、得るところの多い講演会であった。

杏林CCRC研究所
相見祐輝

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