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日経-地方創生フォーラム「官民連携と地域連携で実現する地方創生」講演報告


 平成28年2月24日(水)、日経ホールで開催された日本経済新聞社主催、内閣府、総務省が後援の「日経-地方創生フォーラム 官民連携と地域連携で実現する地方創生」に研究所の蒲生、松井、相見、多田が参加した。本フォーラムの目的は「産業界、地方公共団体、政府の代表者、有識者を一堂に集め開催します。すでに発表されている国家戦略特区での積極的な規制緩和、優遇税制、補助金制度の投入などのテーマを取り上げ、議論し、提言をしてまいります。地域のマネジメントやサポートする企業、自治体、団体の取り組みを紹介することで、持続可能な社会とそれに伴う地域経済の活性化の実現を目指します」とされている。継続的に開催されており、今回は「①人材の流動化、有効活用②地域エネルギーシステム③日本版CCRC構想④地方創生と新産業創造、事業再生などを中心に議論」するとしている。

 本フォーラムは午前10時の開会あいさつに続き、東京大学公共政策大学院客員教授・増田寛也氏が「地方創生で日本を変えよう」と題する基調講演、東京工業大学特命教授・柏木孝夫氏が「連携で実現する地域エネルギービジネス」と題する基調講演に始まった。続いて、「ポジティブセカンドキャリアで実現する地方創生」と題するパネルディスカッションセッション、午後の「地域連携で実現する地方創生」、蒲生が登壇した「高齢化社会と地方創生~日本版CCRCを考える」、「地域エネルギーシステムと地方創生」、「地方都市の年力向上と地方創生」、「地方創生、震災復興と人材育成、新規事業創造」と多くのテーマに分かれ、自治体首長、大学関係者、企業関係者等の多彩な16名がそれぞれ約30分を担当し午後6時20分の閉会まで長時間に及んだ。フォーラムの詳細は後日、日経新聞に掲載される予定であり、本報告では蒲生が登壇した「高齢化社会と地方創生~日本版CCRCを考える」についてのみ取り上げる。

 「高齢化社会と地方創生~日本版CCRCを考える」では南魚沼市、笠間市、八幡平市の三自治体による日本版CCRC構想と本学の取組が紹介された。南魚沼市は雪国と清流の自然環境に恵まれ首都圏からのアクセスも良いという特性を基盤に外国人留学生が過半数を占める国際大学との連携や、臨床検査技師、看護師、臨床工学技士等の養成を行う北里大学保健衛生専門学院、魚沼基幹病院等を含むCCRCの取組を展開している。笠間市は首都圏に近い立地と陶器等で多くの観光客を集めるという特性を生かした二拠点居住を含む取組とその経験者を含む三鷹市住民との接点を紹介した。八幡平市は本学がCOC+として参加する岩手県内の安比高原等の有名なリゾート地を背景に持つ。特産のリンドウ栽培の軽労働の提供とリゾートハウス的なサービス付き高齢者住宅の「オークフィールド八幡平」を含む取組を紹介した。今後、岩手県COC+事業との連携を深める起点として期待できる。

 蒲生は本学の取組について「杏林CCRC:都市型高齢社会の健康と安心を目指して」と題して、本学の首都圏内の立地と医学・保健学部学生が過半数を占める特性を紹介した後、都市型高齢社会の特徴と課題、米国CCRCについての我々の知見を示した。続けてこの問題意識に基づく本学CCRCの理念と具体的な取組を紹介した。特に井の頭キャンパスへの教育機能の集約が可能とした教育の地域志向化として、全学共通必修科目「地域と大学」の新設を紹介した。また本学の健康関連資源を動員した多くの地域貢献活動について報告した。

 なお、「地域連携で実現する地方創生」のセッションで、横浜市立大学教授の鈴木伸治氏が「大学講演」として「大学における長高齢社会に対応した地域課題解決の取り組み」を紹介した。横浜市立大学もCOC/COC+事業参加校で本学と同じく首都圏に位置し、多くの問題意識を共有していると感じられた。

杏林CCRC研究所
蒲生忍

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