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白内障、よく聞く話のホントのところ 講演会報告

杏林大学「地(知)の拠点整備」事業
杏林大学・三鷹ネットワーク大学 共催

市民公開講演会

白内障、よく聞く話のホントのところ

日時:平成29年12月2日(土)午後1時30分〜午後3時

場所:杏林大学病院 大学院講堂(第2病棟4階)

講師:柳沼 重晴(杏林大学医学部眼科学教室 助教)

○講演概要
”白内障は主に加齢に伴い進行する水晶体の混濁です。近年の医学の進歩により、白内障手術は安全性の高い手術となり、術後に良好な結果をもたらしています。しかし一方で、テレビや本、インターネット、知人の話など白内障の情報は至る所であふれており、その中には白内障の手術は早くて簡単、といった困った認識もあるようです。自分が白内障と診断されたときに慌てないように、白内障についての理解を深めることを目的として、白内障という疾患、診断や治療などをお話します。”

柳沼重晴先生

柳沼重晴先生

講演風景

講演風景

 12月2日土曜日の午後1時30分より、杏林大学三鷹キャンパス内の大学院講堂を会場に公開講演会「白内障、よく聞く話のホントのところ」が開催され、本学周辺の住民の方を中心に非常に多くの皆様にご来場いただいた。講師の柳沼先生は杏林大学医学部の出身で、2006年杏林大学医学部眼科学教室に入局された。現在、眼科学助教として大学での教育研究のみならず、付属病院のアイセンターでの臨床にも活躍されている。

 加齢と共に目に多くの障害がおこる。遠近のピントを変える力が衰える老視(老眼)や視神経が損なわれ失明の最大の原因となる緑内障、名前は類似しているが発症機構は全く異なる白内障である。白内障は目のレンズの役割を果たしている水晶体内部のタンパク質が変性し、水晶体に混濁が生じる病気である。先天的な白内障や外傷により生じることもあるが、加齢と共に生じる加齢性白内障は高齢者の多くに見られる。世界的に失明原因の第一位であるが、日本国内では白内障治療が進んでいるため失明は低頻度である。

 杏林大学アイセンターは医学部付属病院の中でも屈指の患者数で、平成25年に紹介制にする以前は80,000人以上、平成27年度で初診・再診・救急患者合わせて約70,000人である。平成27年度は2200件を超える白内障手術を実施している。柳沼先生は本院での白内障手術までの流れについて詳細に紹介された。また「入院と日帰り、どっちがいいの」「全身麻酔のほうが楽チン?」等、「よく聞く話のほんとのトコロ」を白内障の手術自体は同じであるがそれぞれの患者さんの状態により選択がことなることを丁寧に説明された。白内障手術はわずか直径1cm、厚さ4mm程度の水晶体の内部の混濁部を除去し眼内レンズを挿入する手術である。短時間の手術であるが、簡単な手術ではないことが、柳沼先生が紹介された実際の白内障手術のビデオ映像からも理解できる。さらに「術後すぐに見える」のではなく、術後の定期的な通院と患者さんご自身による点眼を含めた治療が必要であると説明された。

 限られた時間の中、最新の多焦点眼内レンズ等の先端医療まで、患者さんの疑問に答える解説で、示唆に富む講演であった。

 柳沼先生のユーモアに富む丁寧な講演に感謝します。また大学院講堂満席の多数ご参集いただき熱心にご聴講いただいた市民の方々に主催者の一員として感謝します。

 非常に多くの皆様にご来場いただいたため、資料が不足しご迷惑をお掛けしました。今回の講演会を教訓に今後のより良い対応を早急に検討致しますので、ご寛容下さい。

杏林CCRC研究所
蒲生忍

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