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羽村市職員向け「ゲートキーパー養成研修」 加藤雅江先生が講師を務めました

 21日(木)羽村市役所において、市職員向けの「ゲートキーパー養成研修」が行われ、保健学部健康福祉学科の加藤雅江先生が講師を務めました。
 「ゲートキーパー」とは「自殺につながる悩みに気づいて声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人」のことを指します。様々な相談が寄せられる市役所では、相談者の発する「ちょっとしたサイン」に気付けるかどうかがその後の支援において重要になります。加藤先生は、精神保健福祉士として相談活動に従事されている経験をもとに、「聞く姿勢」と「受け入れる姿勢」の重要性について特に力を込めてお話されました。
 相談を受けるとき、私たちはその問題を解決しようと躍起になったり、ともすると相談者に対して自身の価値観を押し付けてしまうことがあります。そうではなく、「打ち明けてくれた思いを最後まで聞くこと」が相談を受ける側の重要な役割であり、それだけでも十分な安心感を提供できるとのことでした。
 また、加藤先生は「支援者の心が健康であること」も相談活動にとって重要であると言及されました。温かな支援の実現には、相談者に寄り添うだけでなく、自分の心の声にも耳を傾ける姿勢を忘れないことが大切だと学ぶことが出来ました。


2021.10.22
地域交流課



講師を務めた加藤雅江先生

講師を務めた加藤雅江先生

会場の様子。真剣に聞き入る職員の皆さん

会場の様子。真剣に聞き入る職員の皆さん