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ポール・スノードン副学長が三鷹中等教育学校を訪問

 11月27日(木)、本学のポール・スノードン副学長が都立三鷹中等教育学校を訪問しました。
 今回の訪問目的は、三鷹中等教育学校の生徒が先日参加した「全日本高校模擬国連大会」の結果報告を担当教員から受けることにありました。

 もともとこの模擬国連の歴史は古く、1923年にアメリカのハーバード大学で開催されたのが最初と言われています。模擬国連を簡単に説明すると、参加者一人ひとりが一国の大使(外交官)となり、国連をはじめとした国際機関などで行われている様々な会議をシミュレートする活動であり、交渉力・論理的思考力・英語力など様々なスキルを必要とされるため、「知の総合格闘技」とも呼ばれています。
 日本の高校生にもその門戸を開こうと2007年から高校模擬国連が開催されるようになり、今回が8回目となりますが、その目的は、1.国際連合及び国際関係に関する研究と国際問題の正確な理解又その解決策の探求を促進すること,2.豊かな国際感覚と社会性を有し未来の国際社会に指導的立場から大いに貢献できる人材を育成し輩出することとされています。

 今回応対してくれた森田常次副校長は、「今大会には199チームの応募があり、選考の結果82チームが全日本高校模擬国連大会に選抜されました。本校もその一校として初めての出場を果たしましたが、都立としては唯一の参加校でした。ただ、実際参加した生徒2名に感想を聞くと、『準備不足もあったが、やはり他校がすごくてショックを受けた。ただ悔しい思いは強く、後輩たちにはぜひ頑張ってもらいたい』と語っておりました。次回からは準備期間をしっかり取って、早い時期から充実した指導をしていきたいと考えております。スノードン先生には、ぜひその事前指導等お願いできれば幸いです」と話していました。
 それに対しスノードン副学長は、「名だたる高校に交じって初めて高校模擬国連に参加できたことは、御校の新たな歴史を開く第一歩で大変素晴らしいと思います。杏林大学も今年国連アカデミックインパクトに加盟しました。そして先日は、国連広報センター(UNIC)の根本かおる所長をお招きし、約300名の学生を前に特別講演をしてもらいました。また、総合政策学部の学際演習の中で模擬国連をかなり意識した授業も行われています。先生方にはまずこういう授業を見学していただくのも良いかと思います。そして事前に私がこちらに伺い、生徒さんに何か良いアドバイスなどできればそれも行っていきたいと思います」と答えていました。
 今後お互いに協力し合い、できるところから高大接続を継続していくことを確認し合いました。

2014.12.1
地域交流課<高大接続>

対談する森田副校長(左)とスノードン副学長

対談する森田副校長(左)とスノードン副学長