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第4回 杏林APラウンドテーブルを開催

 第4回杏林APラウンドテーブルが、平成27年10月5日(月)18時より杏林大学医学部付属病院外来棟10階第一会議室で開催されました。当日は、聖徳学園高等学校、順天高等学校、関東国際高等学校、青梅総合高等学校、三鷹中等教育学校、大成高等学校、日出学園高等学校の7校9名と杏林大学から学長、副学長以下、関係者13名が集まり活発な意見交換が行われました。

 新たな出席者の紹介と跡見裕学長の挨拶の後、まず稲垣大輔高大接続推進室長が大学教育再生加速プログラム(AP)の概要及び今年度の活動について詳細に説明し、新規参加者へ本事業の理解を深めてもらいました。
 その後、北村一真准教授より、日英中トライリンガルキャンプ(平成27年8月24日~25日に一泊二日で実施)について、「今回は、文化を学ぶことに重点を置き、いかにして英語圏、中国語圏からの観光客を魅了して日本に来てもらうかに焦点を当て、それをパワーポイントの資料にまとめて、グループ毎にプレゼンしてもらうという形で行いました。添付の参加者アンケートには、大学生の先輩たちのアドバイスを受けながら、パワポの資料を完成し、プレゼンまでやり遂げることができて良かったという感想が多く見られた反面、語学に直接触れることができなかったのが少し残念という感想も見られました」と実施報告がありました。
 ある高校からは、「生徒が事前にキャンプの内容をもっと研究できるように、今後はもう少し早くその告知を行ってほしいです。それによって高校側も事前学習の時間を設け、より充実したキャンプへの参加につなげることができると思います」という意見が出されました。
 次にルーブリックに話題が移り、稲垣室長は「前回のラウンドテーブルで、本学開発のルーブリック暫定版を配付しましたが、それにさらに改良を加えたものを見本として添付しております。今後はAO入試でルーブリックを利用した評価等を行っていけるようにしたいと考えています。先生方には、ぜひこれを試験的に活用してその結果をフィードバックしていただきたいと思います」と高校側に協力を呼びかけました。
 その後、アドバンストプレイスメントに関して、ポール・スノードン副学長は、添付資料に基づきながらその中身に触れ、「現在杏林大学1校に特化したアドバンストプレイスメントではなく、まず近隣の大学に声をかけながら、その提携に向けて話し合いを進めています。つまり、高校生が一つの大学で受講して得た単位を、大学入学後に別の大学に入学してもその単位の認定が行われるというものです。ただこの仕組みを確立するためにはもう少し時間をかける必要があります」とその方向性について語りました。また、跡見学長は、「キャンパス移転により、高校生が井の頭キャンパスなら足を運び易くなると思いますので、今後の可能性に大いに期待しております」と述べました。
 高校側からは、「中には非常に目的意識の高い生徒もおり、このアドバンストプレイスメントの仕組みが整えば、必ず希望者が出て来ると思います」という感想が語られました。

 その後、昨年に引き続き開講するIELTSの対策講座の申込み期限や、ライティングセミナーの開講時期に話題が及び、最後は、スノードン副学長の閉会の挨拶で、和やかな中にも活発な意見交換会が終了しました。
 なお、このAPラウンドテーブルは、次回は今年の12月に開催される予定です。

高大接続推進室 
2015.10. 9