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坂本ロビン外国語学部長が、神奈川総合高等学校で基調講演


 平成27年12月12日に県立神奈川総合高等学校で米国の高校もふくめ200名以上の高校生があつまり、Youth EmpowermentをテーマにWorld Caféが開催され、本学外国語学部長の坂本ロビン先生が基調講演を行った。その後の生徒たちとの議論にも参加し交流を深めた。

神奈川総合高等学校からの報告書が完成しましたので、下記にその一部を掲載します。

坂本ロビン氏の基調講演 要旨

はじめに、アメリカよりも今や日本の方が滞在歴は長く、2つの異なる考え方をもてることが自分のアドバンテージだとお話しされ、今年のテーマの”youth empowerment”はもうyouthではない自分には難しいとユーモアをはさみながら、今日の200人以上の高校生にお話をできることを楽しみにしていると話された。

今回の”youth empowerment”というテーマについて主に2つの点からお話をされ、1つめはその定義”Make youth stronger and more confident especially in controlling their life and claiming their rights”についてマラウィのウィリアム少年の写真をみせ、定義の意味について高校生たちに考えさせた。その話の中で、初めて中学校で教えたときに中学1年生の教科書の最初の英語が”This is a pen.”という自分が今まで一度も使ったことがない表現なのにショックを受けたこと。そのあと、大学で教えている際たまたま中学生の教科書を書くチャンスがあり、中学3年生の教科書の単元にこのウィリアム少年の話を書いたこと。その意図は受験を前にした中学生に、将来を決めるのはまわりではなく自分自身であって自分こそが世界をかえることができるというメッセージを伝えたかったことなどを話された。ウィリアム少年はマラウィの電気もない貧しい家で育ち、お金もなく学校に行けず、町の図書館に通いながら、そこでエネルギーについて独学し、14歳のときに自力で風車を作り、電気をつけたこと。それがきっかけで奨学金をもらい大学に進学し、本を出版してベストセラーとなり、現在もマラウィで国のためにソーラーエネルギーの開発をしていること。このウィリアム君の話を通して、自分が将来何をしたいかが大切であり、それを決める権利がそれぞれにあること、そして、それが”youth empowermentの定義であることを熱く高校生に話された。


2つめは今年の3月に実際にあった日本のアメリカンスクールでの出来事を、まずは写真を見ながら高校生たちに考えさせ、”Give youth the authority or power to do something”について話し合いをさせた。この写真はアメリカンスクールの女子生徒3名がSAGE(Students Advocating Gender Equality)というクラブを作り、クッキーを売って基金を作り、最終的には90人の部員で120万円を集め、それを奨学金にしてバングラディッシュの少女を1人Asain University for Womenに入学させ、表彰されたというものだった。

この話を通して、若者は何でもできる可能性があり、明るい未来を作れる力があり、まわりでいかに悲観的なニュースが報道されていてもそれにめげることなく自分で未来を切り開いてほしいと話された。そして、日本も変わる勇気をもつときであり、スピードスケートの清水選手が昔練習方法を変えて金メダルを取ったようにchangeを恐れず変化への勇気をもってほしいこと。外国人の学部長は日本で2番目(女性は1人のみ)だったことから、今の男性中心の日本社会に対して、毎日自分はチャレンジをし続けていること。自分がスペシャルでありその自分を信じること、そして、日々行動しそれを応援してくれる人が1人でも増えていけば日本だけでなく世界も変われることを真摯に話された。

最後に今の日本の若者は生きる権利もとりまく環境(たとえば電気)にも恵まれており、それは同時に恵まれていない世界への責任があること、だからこそ、これからも自信をもって明るい未来をつくってほしい、そして、そういう若者をこれからも全力で応援したいと話され、午後のカフェがお互いの意見や違いを尊重し、意義のあるものになるように楽しみましょうと話を締めくくられた。


                         高大接続推進室 2016.3.29

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