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総合政策学部の岡村裕准教授が町田総合高等学校で高校生の発表の講評講師を務める


   平成28年3月11日(金)、高大接続プロジェクトの一環である東京都立町田総合高校のキャリア教育行事への講評講師として、27年度2回目は総合政策学部の岡村裕准教授が参加しました。前回は「3年次生『探究の時間』研究成果発表会でしたが、今回は1、2年次生による「産業社会と人間」と「小笠原修学旅行」についての発表でした。

   まず1年生は、1年次授業「産業社会と人間」のまとめとして、自己の「社会人基礎力」の到達度を理解し、将来の職業観や進路実現において今後の高校生活をどのように過ごしていくのか等について、各クラス代表の6名が発表しました。さらに2年生は「小笠原修学旅行」を振り返り、その体験の中から得た学びについて6つのグループが発表しました。前回の3年次生の発表と同様に、各発表者は全校生徒・参加大学教員・地元商工会議所役員・高校教員・保護者の前で自作のppt.スライドを用いてプレゼンしました。

   講評講師の役割は、それぞれの発表を総括してコメントすることでしたが、予想以上の出来栄えを前にこれといった注文は特に思いつきませんでした。むしろ高校1年生の段階から発表方法等の基本的な訓練を積み重ねていくことができれば、確かに大学生活あるいは就活にはかなりの助けになるのだろうな、との印象を持ちました。同時に大学側では高校が今どのような事柄に取り組んでいるかについてもっと知る必要があるのだとも感じました。例えばppt.スライドを用いてのプレゼンも、すでに高校でやってきたことを大学で同じように繰り返すことは効率的ではありませんし、学生にとっても退屈なことです。高校でやってきたことをベースにさらに大学ではそれを応用してステップアップした課題に取り組める機会を提供できるようにするべきでしょう。そのためにはやはり高校で現在実施されていることを知る必要があります。結果的に今回のイベントへの参加は、高大連携の重要性を再認識する良い機会となりました。

高大接続推進室 2016.04.01