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坂本ロビン学部長が順天高等学校で留学について講演

平成28年5月28日(土)、昨年度に引き続き、順天高等学校の依頼で坂本ロビン学部長が、高校2年生200名以上を対象に「国際人とは何か」をテーマに講演しました。 海外研修を控えての学生もおり和やかな雰囲気の中でも、興味と真剣さをもって生徒たちは聞き入っていました。順天高校の留学アドバイザーであるMaho Cavalier先生が講演内容をまとめましたので、以下にそれを掲載いたします。

今夏、海外研修に行く高校2年生を対象に、杏林大学外国語学部学部長の坂本ロビン教授をお招きしご講演いただきました。講演タイトルは「身近な国際人~外国に行かなくとも日本で国際人になれる~」です。杏林大学と順天学園は高大連携協定を結び、さまざまな場面でアカデミックな協働をさせていただいております。

冒頭で「こかれから、日本は大きく変わっていきますよ」と日本社会が新しい意味の国際化に進展していくことを強調され、そしてその変化の真っただ中にいる高校生たちに向けて、これからどう暮らしていくか、どう国際的に発展したらよいか、というヒントとなるお話をくださいました。

坂本教授は、“日本にいながら国際人“のある模範例として、岩手県で出会った人物の話をしてくれました。それは坂本教授がALTとして来日し、最初に暮らした岩手県で出会った “おじいちゃん”です。

岩手県には“チャグチャグ馬コ“という農耕馬に感謝をする伝統的なお祭りがあります。来日間もなかった時に坂本教授は、そのお祭りを見ることをワクワクして待っていました。しかし、実際にお祭りを見たときに、その規模が小さくがっかりしてしまったのです。
それを知った地元のあるおじいさんは、本当にお祭りの意味を理解し楽しんでもらうためには、馬に乗り参加していただくしかないだろう、と言ったのです。周囲は伝統的なお祭りに外国人が参加するなんて、と反論をしたのですが、このおじいちゃんはお祭りに対する強い愛情とその真の良さを海外の人にも知ってもらいたいが故、自分の意志を押し通し、坂本教授がお祭りに参加することを実現してくれたのです。もちろん、坂本教授は“Yes!”と返事し、その結果心から“チャグチャグ馬コは本当に楽しい”と体感できたのです。それ以降3年間続けて“チャグチャグ馬コ”に参加されたそうです。坂本教授は、このおじいさんこそが”真の国際人“であると言います。できることは”Yes”と、どんどんやったほうが良いということを教えてくれました。

今日の講演では、このような坂本教授の来日から今までのさまざまな体験を通し、身近に国際人になるための3つのレッスンを伝授してくれました。

Lesson 1:“Always Say Yes!”
まさに、このお祭りの経験が“Always say Yes"の模範例です。あのとき、もし“NO”と言っていたら、記憶にずっと焼きつく有意義な体験はできなかったでしょう。
自分に自信がなかったり、間違いを恐れてしまいがちですが、それで消極的になっては良い結果は導けません。坂本教授もできないと思う仕事もあっても、”できるだけYesといい、挑戦していくことが大切と話してくれました。

Lesson 2:”Try going to a foreign country”
機会があれば、どんどん海外にいきましょう。坂本教授は五大湖で知られるミシガン州出身。五大湖の周囲にはたくさんの灯台(light houses)があります。坂本教授はミシガン州の人が使う”You can't see the light from the lighthouse(灯台の中からは、光は見えない)"というフレーズを引用されました。これは湖上の船や対岸から見える灯台の灯の価値は、灯台の中にいては分からない、つまり灯台の価値は、外側からでないと分からないという意味です。このフレーズを引用し、学生に伝えたかったことは、日本の外に出て、初めて自国の良さや価値を知ることができるということです。

そして海外に行くことになったとき、助けになるヒントをいただきました。
・たくさん写真をとっておこう!写真を使っての会話は、イメージが湧きやすいし、良いきっかけづくりになります。
・その写真について、英語で説明ができるようにしておこう!海外の人は、みなさんの日常生活や暮らしの様子に大変興味を持ちます。日常生活や学生生活のことを英語で説明できると、話がより盛り上がり、距離が急速に接近するでしょう。
・自分の名前の由来を説明できるようにしよう!海外の人は、みなさんの名前の漢字に興味を持ち、その意味を知りたがります。
・100円ショップのお土産を持っていこう!坂本教授のお気に入りのお土産は、日本の100円ショップにあるさまざまな形の消しゴムだそうです。ほかにも100円ショップでは、意外なお土産がたくさん見つかります。

さらに海外に滞在中は、その経験をより有意義なものにするために、周囲をよく見る、たくさん質問する、不思議に思ったことをメモする、そしてとにかく楽しんで日本ではできないことをやってみてほしいということです。

Lesson 3:”Don’t be shy. You may not have a 2nd chance”
すべてはやってみなければ、できるかできないかさえ分からない、だから積極的に行動しましょう。一度逃したチャンスは二度とめぐってこないかもしれません。言葉ができないから、という理由で海外の方とのコミュニケーションを避ける時代はもう終わりました。海外から日本への渡航者が増えている今、これからはdon’t be shy! 駅で困っている外国の観光客を見かけたときなどは、自分から”May I help you?”と話しかけられるような積極性を持ってコミュニケーションをしてみましょう。

自国を出て外国で長年暮らし、現地の文化を柔軟に受け入れる、そして国際教育に長年携わっている坂本教授の3つのレッスンからは、非常に貴重な知識を学びとることができました。最初は緊張が漂っていた会場も、坂本教授の明るさとフレンドリーなアプローチで、非常に和やかな雰囲気の中、学生も楽しく拝聴することができました。

杏林大学の国際プログラムについて:

4月から三鷹市の新校舎に移った杏林大学では、外国語を言葉ととらえるだけでなくて、言葉を使ったコミュニケーションの無限の可能性を引き出すための画期的な取り組みをされています。坂本教授の外国語学部には英語学科、中語学科、観光文化交流学科があり、全員英語中国語が必修です。中国語学科は中国へ留学し、通訳・翻訳の勉強もします。どの学科でも実社会で、国際ビジネス人として活躍できる人材を育成する工夫がされています。副専攻プログラムもあり、たとえば英語学科の学生が観光学、日本語教育を学ぶなど、興味のある分野で副専攻が選べます。また留学をする学生には、学費の80%を免除し、海外での勉強ができやすい環境が整えられています。

この日、坂本教授の講演を聞いた高校2年生は、今後順天高校のSGHをとおし、フィリピンをはじめとする海外での研修、研究を進めていくこととなります。語学の知識だけでは覆いきれない、多角的、複合的な視点と知識が要求されます。今回の坂本教授の講演は、何事も躊躇せず、学ぶためには目と心を開くこと、という教えが盛り込まれており、これから国際的に飛躍する学生にとって刺激的な機会となりました。

坂本ロビン教授、このたびは貴重なお時間とお話をいただき本当にありがとうございます。

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