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グローバル関連科目夏季集中講座で高校生と大学生が共に学ぶ

科目A「口語中国語」

平成29年8月21日(月)、22日(火)の2日間にわたり、杏林大学井の頭キャンパスにて「大学教養レベル夏季集中講座」の科目A「口語中国語」を開講しました。本講座は高大接続推進の一環として実施されたもので、5名の高校生と33名の在学生が参加しました。

中国語ネイティブ教員の指導の下、午前中は3クラスに分かれて会話表現や中国語検定対策などそれぞれのレベルに合わせた内容を学びました。午後には中国人留学生が加わり、発音指導や交流を楽しみながら会話練習などを行いました。

2日目の午後にはグローバルAPセミナー「同時通訳ブース見学会」を合わせて開催しました。杏林大学の外国語学部中国語学科では4年間で世界に通用する中国語が使える人材育成を目指しており、本学には同時通訳演習室が設けられています。見学会では高校生にも同時通訳演習室を体験してもらうことで大学での学びに対しより一層の理解を深めることができたのではないかと感じました。

中国語漬けの集中講座は学生たちにとって有意義な2日間となりました。
また、本研修の終了後には高校生にセミナー修了証が付与されました。



科目B「英語をとりまく多彩な学問」

平成29年8月23日(水)、24日(木)の2日間にわたり、杏林大学井の頭キャンパスにて「大学教養レベル夏季集中講座」の科目B「英語をとりまく多彩な学問」を開講しました。本講座は高大接続推進の一環として実施されたもので、14名の高校生と65名の在学生が同教室に会し、外国語学部に所属する8人の教員から、英語の歴史や英日の発音アクセントの違い、翻訳実務の内幕、英語と観光の関係、さらにはアニメ映画の字幕の工夫にいたるまで、非常に多岐にわたる講義を受けました。授業後に実施したアンケートでは、今回のイベントについて98%の参加者が有益だったと答えており、受講した高校生からは、「すごく面白かったです!新たな発見が沢山出来ました!」、「とても面白い授業でした。この2日間で様々な自分の考え方が変わりました」といったコメントが寄せられました。


科目C「詐欺罪の国際比較」

平成29年8月25日(金)、26日(土)の2日間にわたり、杏林大学井の頭キャンパスにて「大学教養レベル夏季集中講座」の科目C「詐欺罪の国際比較」を開講しました。本講座は高大接続推進の一環として実施されたもので、1名の高校生と28名の在学生が参加しました。
オレオレ詐欺やマルチ商法なども含め、日本の詐欺罪の特徴とその国際比較を行い、アメリカやドイツの詐欺規程の基本論点を明らかにしていきました。 25日(金)は、日本の伝統的な詐欺罪の規定について説明を受け、アメリカ法律協会が1960年代に完成させた「模範刑法典」の原文をみなで読む時間も設けられました(高校生の参加者は流暢に英文を読み、大学生の参加者が驚く場面もありました)。26日(土)は、2001年に立法された日本の「支払用カード電磁的記録に関する罪」やスイス刑法の条文の解説が行われました。またドイツの連邦通常裁判所の窃盗と詐欺の類別に関する著名な判例を読み、参加者との間で議論する場面もありました。大変、難しい内容であるにもかかわらず、高校生も真剣に理解に努めているようでした。


以上の3科目で、大学生と高校生が共に学び、刺激しあう学習機会が持てました。

高大接続推進室
藤田由香利 講師
北村一真 准教授
大山徹特任教授・岡村裕教授
2017.9.15