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第12回 杏林APラウンドテーブルを開催

 平成30年5月21日 夕刻より、杏林大学 井の頭キャンパスにて第12回杏林APラウンドテーブルが開催されました。今回は聖徳学園高等学校、順天高等学校、関東国際高等学校、大成高等学校、都立三鷹中等教育学校、都立青梅総合高等学校、日出学園高等学校、都立武蔵村山高等学校、都立羽村高等学校、藤村女子高等学校、都立調布南高等学校、都立府中東高等学校、都立杉並総合高等学校の計13校から18人の校長、副校長、進路指導担当教員、国際教育担当教員らが出席しました。

 まず、大瀧純一学長の挨拶で、小学校・中学校の教育が大きく変わる中で、高校と大学はこれから大きく変わっていかなければならない状況にあり、こうした意見交換の場は重要であると口火が切られました。新たに参加した高校教員の紹介の後、稲垣大輔室長の司会で、中間評価のA評価や29年度末に実施した日英中とトライリンガルキャンプ、IELTS受検等の報告がありました。

 次に、平成30年度のライティングセミナー、高校と大学をつなぐFD/SD、英語キャンプ、中国語研修、大学教養レベル夏季集中講座(今年から保健学系も開講)、英語・中国語プレゼンコンテスト、IELTS対策講座、アドバンストプレイスメントなど平成30年度の主な高校生と大学生向けの学修イベントなどの日程と内容が説明されました。

 その後意見交換に移りました。まず、アドバンストプレイスメントの高校生・保護者向けの説明会を開けば参加者も増えるのではないかとの意見で、各種の学修イベントとセットでPRに力を入れていくことを確認しました。また、APの科目数が多いことが良いのかとの意見があり、高校生がほんとに参加したくなるような少数の科目に絞って多くの高校生を集めることでも良いのではないか、との意見がありました。姉妹校の大学との間で、高校生の単位認定をしている高校からは、高校生が何を求めているかを考え「テーピング」についての大学の授業に、医療やスポーツなどに関心を持つ高校生が多く集まったと披露されました。一方、大学での学修に参加したことを高校側の単位として認めることを、制度の中で考えていく必要もあるのではないか、との意見もありました。

 次に、夏季集中講座などに参加した高校生の学修評価をしてもらえるのか、との質問がありました。今後、高校の調査書(ポートフォリオ)が変わり、高校生が3年間の積み上げで、こうした校外学習などを自己申告して記載していけるようになります。その際に、評価がしっかりしていることが重要となるとのことでした。これに対しては、大学生に単位を与える学習機会に関しては、同様の評価が可能だろうとの回答をしました。

 こうした多数の学修イベントの広報の仕方についても意見をいただきました。こうしたイベントを撮影してyoutubeに載せることや、紙媒体の案内状が高校に送られてきても、多数の他のものに埋もれてしまうので、QRコードなどで生徒が直接スマホなどで学習イベント情報を見られるようにする、などです。高大接続のwebページが大学のホームページの改修で分かりにくくなったとの意見もありました。

 大瀧学長からは、何を学びたいかはっきりわからない高校生に実際に大学に来てもらい、将来の進む分野を決める機会として高大接続を利用していただきたいと発言がありました。

 最後にスノードン国際交流センター長から、多くの高校を訪問できる機会があれば喜んで、セミナーやアドバンストプレイスメントの説明に出かけたいと結びの言葉があり、非常に活発な意見交換会が終了しました。終了後も、参加者が立ち話で多くの情報交換を行っていました。

〈2018.5.22〉
高大接続推進室