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工学院大学附属高校で八木橋宏勇准教授がグローバルAPセミナーを実施

平成30年10月13日(土)、外国語学部の八木橋宏勇准教授が工学院大学附属中学校・高等学校からの依頼を受け、「ジブリ映画字幕翻訳から学ぶ異文化間コミュニケーション」と題して、高校生44名と高校教員2名が参加するグローバルAPセミナーで講演を行いました。

今回は、日常的にオールイングリッシュで授業を受けている高校1年生が対象でした。そこで、社会言語学・コミュニケーション論の研究成果をもとに、よりプラクティカルな英語学習、そして「語彙と文法の隙間」を取り持つ「コミュニケーションの作法」のような視点から継続的で効果的な英語学習のtipsを提供いたしました。講義概要は以下の通りです。

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英語学習において、語や文法を覚える重要性は否定されませんが、だからといって「語や文法を覚えれば学習が完了する」とは言えません。「音声は日本語,字幕は英語」でジブリ映画を見てみると,たくさんの不思議な現象に出会います。オリジナルでは台詞がない場面でも英語字幕は勢いよく流れていたり,英語字幕に意識を集中させていると「こういう話だったっけ?」と異なる物語に思えてきたり,映画は同一であるはずにもかかわらず,日本語版と英語版では,何かが違うようです。オリジナルと英語字幕のズレに着目しながら数多くの事例を検証し,日本語と英語の「自然なコミュニケーション」とはどのようなものかを考えてみたいと思います。

外国語学部
准教授 八木橋宏勇
高大接続推進室
2018.10.15