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総合政策学部の教員が県立相模原高等学校の生徒向けに模擬講義を実施

2020年9月14日(月)16時30分より、総合政策学部の教員2名が県立相模原高等学校の生徒向けにGCP(グローバルキャリアプログラム)の模擬講義(出張)を行いました。
相模原高校は、海外留学プログラムの充実、全国の英語ディベート大会に好成績を収めるなど国際理解教育の推進に力を入れており、文武ともに優れた学校です。一連のコロナ禍で、相模原高校も留学生の受け入れや短期海外留学を断念せざるを得ない状況が続き、それでも生徒に学びの機会を模索する中で実現に至りました。
今回は、コロナ感染予防に十分注意したうえで、高校生15名(1年生10名、2年生5名)、担当教諭1名が参加しました。
まず、最初に三浦秀之准教授より総合政策学部のGCPについての説明が行われ、入学当初の英語力は問わず学修意欲のある者を歓迎している点、在学中の海外協定校等への留学を推奨している点、3年次以降は経済やビジネスなど専門的な科目を英語で学ぶ点など、ポイントを絞って説明をするとともに、3月に卒業したGCPⅠ期生の活躍などを紹介しました。コロナ禍により海外留学や各イベントの中止、延期はとても残念ですが、諦めることなく目標に向かって頑張って欲しいことを伝えました。
そして、ミシェル・ジョエル講師より、「グローバルプログラムの意味するもの」と題して、英語で模擬講義(要旨は下記参照)が行われました。

Maps are two dimensional, but globes are three dimensional. In GCP, we focus on giving students a three dimensional education to prepare them for work in a field where people from many different backgrounds come together. Students need to learn specialized content and language skills, but those two things alone are not enough for success in a global career.

Students need a third dimension, cultural competency. This includes understanding the role that both surface culture and deep culture play in how we interact. All of the surface culture that we can see and easily talk about comes from something deeper that is complex. Once students become aware of deep culture, they can learn to be flexible and go slowly when working with people from different cultural backgrounds so that deep cultural misunderstandings do not stop their communication.

講義では、予め生徒達は3人1組の5つのグループに分かれ、時折、数回のグループディスカッションを行う時間を設け、講師の説明や生徒への問い掛けはもちろんのこと、生徒間の議論もほとんど英語のみで行われ、発表時においては講師に臆することなく堂々と説明をしていました。
充実した約90分の模擬講義を終えて、高校の担当教諭は、「今回の講義はこれまで先輩たちの積極的な参加の賜物であること、高校の授業では決して行わない内容であり貴重な学びの機会を得たこと、最後に模試等で高得点を取ることを重視せず、学ぶ意義を考えて将来活躍してほしい」と述べました。
講義終了後も、三浦秀之准教授は、国際機関への勤務時代で様々な国籍の人たちと共にプロジェクトに携わった経験を述べ、ミシェル・ジョエル講師には、生徒達からの講義に関する質問に丁寧に対応するなど、和やかな雰囲気の中で終えることができました。今回参加した高校教諭からも、閉塞感がある中で今回の実現には感謝を示され、当該取り組みに対するご理解を頂くことができました。

2020年9月15日
高大接続推進室