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「杏林大学での子育て支援を考えよう」を開催しました

 男女共同参画推進室(室長:苅田香苗教授)主催の先行事例から学ぶセミナー「杏林大学での子育て支援を考えよう」が2月16日(火)13:30より杏林大学医学部付属病院外来棟10階第3会議室で開催されました。

 事例報告1では、順天堂大学練馬病院 小児科 先任准教授の大友義之先生をお招きして、「病児・病後児童保育『みつばちねりま』開設の経緯と運用」についてご講演いただきました。病児・病後児保育の状況、順天堂大学における育児支援に関する取組み、さらに練馬区民と病院職員の仕事と子育ての両立を支援するために2015年4月に開設した病児童・病後児童保育『みつばちねりま』、事業所内保育「ぴのぴの」について具体的にお話いただきました。

 事例報告2では、東京女子医科大学 男女共同参画推進局 女性医師・研究者支援センター副センター長の野原理子先生をお招きして、「地域と医学系大学で連携したファミリーサポート事業」についてご講演いただきました。このファミリーサポートとは、東京女子医科大学の在籍者が仕事と家庭を両立するための一環として、地域の人々から子育て支援を受け、家族の福祉の向上を図ることを目的とした、会員相互の援助活動です。女子医大ファミリーサポートの実際の流れ、利点・欠点、研修会・交流会の説明に加えて、必要な子育て支援とは何かについてお話いただきました。

 質疑応答・ディスカッションでは、両大学の先行事例から学びたいという熱い思いから、具体的かつ様々な質問が多くなされ、熱心な議論が展開されました。課題も多くありますが、このような勉強会を積み重ねて、ひとつひとつ杏林大学らしい子育て支援を考え、実践していきたいと考えております。

2016.2.23 男女共同参画推進室 室長 苅田香苗

 
補足:杏林大学は、平成26年に文部科学省科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業(一般型)」に採択され、「男女共同参画推進室」を新たに設置しました。本推進室は、杏林大学に在籍する女性研究者が、男性研究者と限りなく対等なステージに立ち、独創的かつ発展的な研究を持続的に遂行することを可能にする、環境基盤の整備を目指しています。そのために「研究活動を支援する者の配置」、「ライフイベント・ワークライフバランスに関する両立支援ツール」等の開発もしており、本セミナーは本事業の一環として開催されました。