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2019年度 教育実習報告

教育実習事前指導の授業で、本年度教育実習を行った4年生3人に実習報告をしてもらいました。どの報告からも充実した実習内容をうかがい知ることができ、次年度教育実習に行く3年生は大いに刺激を受けたようでした。以下、報告内容の概要を掲載します。


保健学部健康福祉学科 石﨑 麻友子
私は母校にて3週間の教育実習を行いました。一言で表すと教育実習はとても辛く、大変でした。しかし、大変だったからこそ得たことも多くあり、自分自身大きく成長した3週間であったと思います。以降は私が教育実習を通して感じたことについて述べたいと思います。
まず、実習期間についてです。私の実習期間は初日が文化祭でした。1か月半前に急遽実習期間が変更になり、元々予定をしていた実習期間よりも早まったのです。そのため、私は実習の準備ができておらず、焦りと不安でいっぱいのまま実習に臨むことになりました。不安を少なくして実習に臨むためにも準備は早めに行うことが大切です。
次に教育実習においての反省点です。私の実習校では3つのコースに分かれており、学力によってクラスが分かれています。同じ単元の授業を7クラスで行ったのですが、事前にクラスの生徒の様子を把握できていなかったため、難しく分かりにくい授業を行ってしまいました。完全に失敗の授業です。その対策として、事前に自分が授業を行うクラスの授業見学を行うことがとても重要であると感じました。自分の担当の科目でなくてもいいです。むしろ担当科目以外の方が視野を広げることができ、板書の仕方、授業の構成など学べることが多くありました。また、私は教育実習を行うまで板書に慣れておらず、時間配分や板書の量が分からずに苦労をしました。そのため、教育実習に行く前に板書を主にした模擬授業を行い、練習をすることをお勧めします。
最後に、私が教育実習を行うにあたって特に重要だと感じたことがあります。それは、「挨拶、礼儀、感謝の気持ち」です。私は実習期間中特にこの3点を心に留め、指導教諭の先生と関わっていました。その結果、私に良い印象を持っていただき、授業だけでなく生徒指導などについて丁寧に教えてくださいました。一生懸命取り組んでいれば先生方は私たちの気持ちに応えてくれます。毎日が勉強で辛いことも多くありましたが、人間的にも成長でき、充実した教育実習となりました。


総合政策学部総合政策学科 立花 聖也
 私は、母校へ15日間、教育実習に行ってきました。現在は生徒約220名が通う学校で、私の中学生時代と比べると生徒数もクラスも少なくなっているようでした。学年集会での話し合いや、生徒に関係する壮行会や応援練習は生徒主導で行っていました。
 私が担当したクラスは元気でメリハリのある生徒が多く、掃除も積極的に行うクラスでした。授業でも積極的に手を挙げ発言をしてくれたり、教材の写真に興味を持って授業に参加してくれたりする生徒たちでした。担当教科は社会科の地理分野で、1年生と2年生を担当しました。1年生は「世界各地の人々の生活と環境」のうちの「気候区分」、2年生は「世界と比べた日本の地域の特色」のうちの「自然災害」について担当しました。また、指導担当の先生からのお声がけで、道徳の授業も担当しました。道徳は話し合いの時間などを設けながら行いましたが、後から振り返ると、発問の内容が国語のような感じがあったので、道徳の授業の難しさを感じ、良い経験となりました。
教科の面で全体的に良かった点としては、前回の授業での失敗を次の授業に活かせたことです。クラスごとに生徒に合わせた授業(板書の時間・文字の大きさ・配色)ができました。反対に反省点は、短縮授業(45分)だったこともあり、時間内に予定の範囲を終えることができなかったことです。内容の取捨選択を行い、たくさんある伝えたいことを最小限にし、伝えられなかったことは他のところと繋げて伝えていくようにするべきでした。また、求めている答えを先に言ってしまうことがあったので、生徒が「なぜ」、「どうして」と考えられる時間をしっかり取るべきでした。
生徒指導の面で良かった点は、①担当クラスの生徒の名前を短期間で覚え、授業で活用できたこと、②朝や帰りの会短時間での連絡を短く、わかりやすく伝えられたことです。反省点は、①生徒との「やりとり帳」を全員分見きれなかったこと、②生徒とのコミュニケーションに偏りがあったことです。
後輩の皆さんへのアドバイスとしては、①使用教科書が分かり次第すぐ購入すること、②指導範囲が分かっていれば、実習前に指導案を作ることを挙げたいと思います。①と②をあらかじめ行っておけば、実習中の準備の負担が少なくなります。また、実習期間中の学校行事等の把握も必要で、学校によっては行事のせいで授業時間が短くなる場合があると思います。さらに、道徳の授業はなるべく経験し、自分の専門とは違う教科の観察も行ってください。学べることが多いと思います。


外国語学部英語学科 高橋 一生
今年度の教員採用試験(東京都)に中高英語で現役合格した立場から後輩の皆さんに話ができることを楽しみにしていました。
母校での実習でしたので、卒業生であり実習生でもあるということを楽しみながらも、メリハリが必要である立場で実習を行いました。私が卒業してからの4年間で母校は大きな変化を遂げていました。生徒は真面目になり、その変貌ぶりにかなり驚きました。服装指導も厳しくなり、私の時代のようにスカートを短くするような女子生徒は1人もいませんでした。そんな学校での授業はとてもやりやすく、生徒との会話もスムーズでした。しかし、大学での模擬授業などは多くても10数名が対象だったため、いきなりの40人から視線を向けられた初授業の時にはかなり緊張しました。このことは印象に強く残っています。また、公立高校なので、私が生徒だった頃の先生方はほとんどおらず、指導教諭の先生と野球部の監督だけが私のことを知っている状態でした。
教育実習での成功は、生活指導から学習指導への繋がりを確認できたことです。私は教育実習の初日から研究授業を成功させるために、登校してくる生徒たちに玄関前で挨拶をしていました。服装指導も兼ねて行ったこの活動は、3週間という短い期間で私の顔を覚えてもらうのに役だち、それが授業での生徒の反応や発言に繋がると思い始めました。日を追うごとに生徒も徐々に私の顔を覚えてくれて、挨拶だけではなく日常会話も加えて話してくれるようになりました。その結果、研究授業では大きなミスもなくスムーズに授業をすることができました。生徒は「相手が先生だから授業に取り組む」のではなく、「信頼できる先生だから授業に取り組む」のだということを伝えたく思います。
反省点としては、「指示は一時一事」ができなかったことと、「机間巡視」が「机間巡回」になってしまったことが挙げられます。前者については、どうしても指示が通らず、回りくどく言ってしまうことがありました。また後者については、机間巡視が机間巡回になると、ただ歩いているだけということになります。どんな形でもいいので生徒に話しかけたり褒めたりできれば良かったと思います。
後輩への皆さんへのアドバイスとしては、特に「授業の成功」は「生徒との関わり」にあるという点を伝えたいと思います。また、教員採用試験に運良く現役合格できた立場からアドバイスをさせていただくと、教職教養や専門教養の参考書はまずは一冊を徹底的にやり込むこと、論作文はたくさん書いて少しでも多く添削をしてもらうことが重要です。また、二次試験(面接)は「嘘をつかずに自分自身の生きた言葉で伝えようとすること」が大切だと自分の経験から実感しています。以上の報告とアドバイスが多少なりとも後輩の皆さんのお役にたてれば幸いです。

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