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報告:羽村日本語学習会《日本語支援ボランティア入門講座》

 2月27日の土曜日、昨年8月に続き2回目になりますが、羽村市福祉センターで日本語学習支援ボランティアのみなさんに『気持を表す表現の教え方』をテーマに講義させていただきました。今回は、羽村の学習会で1年以上にわたり日本語学習支援ボランティアを続け、当日は受講者として参加した外国語学部4年の海野さんと、同じく外国語学部日本語教師養成プログラムで勉強をはじめ、見学を兼ねて会場でアシスタントをしてくれた2年生の佐田さんに感想文を書いてもらいましたので、ここにご紹介いたします。
※8月の活動はこちらをご覧ください。
       

外国語学部准教授  荒川 みどり

写真提供:羽村市

写真提供:羽村市

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羽村日本語学習会《日本語支援ボランティア入門講座》に参加して

 私は2月27日に羽村市福祉センターで行われた羽村日本語学習会主催の日本語学習支援ボランティア入門講座に参加しました。
 羽村日本語学習会のスタッフと日本語学習支援に関心を寄せる地域の方々あわせて約30名が、レアリア(生教材)を使った、気持ちを表す文型(例:動詞+たいです)の導入の仕方を学びました。
 今回の講座を聞き、文法の核となるような本質を見つけ出し、その本質と学習者を結びつけるような生教材(パンフレット等)を効果的に使用することが大切だと学びました。
 ボランティアをしているとつい目の前の指導内容に目が行きがちですが、学習者の頭の中にこそ支援のヒントが隠れているのだと感じました。

外国語学部英語学科4年 海野 愛乃


 2月27日の午後、羽村市の福祉センターで開かれた日本語学習会に荒川先生のアシスタントとして参加させていただきました。
 私自身、日本語が母語ではなかったので10年前に日本語を学びました。また、大学に入ってからは本格的に日本語やことばの教え方を学び、ことばの面白さや楽しさを感じ、今回の日本語学習会に参加しました。
 今回の学習会を通して、私たちが普段空気のように使っている日本語がこんなにも難しいのかとあらためて感じました。日本語には表現がたくさんあって、私たちはそれらから、頭の中で場面に合った表現を選んでいます。しかし、日本語を学ぶ学習者はその表現を知っていて選んでいるのか、知らないで選んでいるのかは私たちは分からないので難しいと思いました。
 今回の学習会を通して難しいと思ったことがたくさんありましたが、テーマは面白く新鮮でした。また、今まではボランティアで日本語を母語としない方に日本語を教えることは難しいと思い、なかなか挑戦することができませんでした。しかし、今回の学習会を通して機会があれば堅苦しく考えずに楽しくお手伝いしたいと思います。

外国語学部観光交流文化学科2年 佐田 まゆみ


2016.3.7
外国語学部 准教授 荒川みどり