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《お知らせ》 4月1日から「地域交流推進室」は「地域連携センター」となります

 杏林大学地域交流推進室は、総合大学としての強みを活かして地域社会の活性化と社会貢献事業の積極的な展開に貢献することを目的に、2012年に設置されました。この10年間で積み上げてきた実績をもとに、地域連携センターに改称して「地(知)の拠点」として更なる充実を図って参ります。今後も引き続きご支援いただきますよう、よろしくお願い致します。

★★役職者ご挨拶★★

【センター長 石井博之(保健学部理学療法学科教授)】
 本学は2012年に「地域交流推進室」を設置し、「生きがい創出」、「健康寿命延伸」、「災害に備えるまちづくり」の3分野を軸に、社会貢献、教育、研究の質的向上に努めて参りました。近年では、首都圏にとどまらず、静岡県や秋田県、宮城県などの自治体とも包括連携協定を結んでおります。
 「地域交流推進室」設立から10年が経ちましたが、地域に必要とされることで多くの取り組みが継続、発展を遂げるとともに、また新たな取り組みも始まっています。その実例として、コロナ禍での子育て環境、初等・中等教育をサポートする仕組みの構築があげられます。また学部間連携によって観光分野へ保健学の健康科学や栄養学などの要素を取り入れ、日本の観光資源や文化をより有効なものにするための取り組みとして、ウェルネスツーリズムの取り組みも始まりました。このように学生教育と連動させながら取り組みを充実させ、拡げてきました。
 そして2022年4月、学内の学部間・学科間連携や地域連携などを強化すべく、「地域交流推進室」から「地域連携センター」へ改称し、私がセンター長に就任することとなりました。私自身は長い間発展途上国で地域に暮らす障がい者の生活支援に携わってきました。その地その地で出会った人々から、経済的には貧しくともその地域の人々と共に暮らすことで、人と人との強い結びつきと相互扶助の精神が、日々の生活に幸福感をもたらすことを教えられました。今後この経験も活かしていけたらと考えております。
 今後も今までの取り組みで培われた人と人との結びつきを大切に、更に連携を深める中で社会的要請に応え、社会貢献、教育、研究の質的向上を目指して参ります。


【副センター長 古本泰之(外国語学部観光交流文化学科教授)】
 2022年4月より地域連携センターの副センター長を拝命致しました古本泰之と申します。外国語学部観光交流文化学科に所属し、観光地の開発・形成過程を主たる専門として活動しておりますが、昨年度までセンターの前身である地域交流推進室の室長として、教育・研究・社会貢献の地域志向化に携わっておりました。
 本学では、地域との連携に根ざした特徴ある教育を展開するという方針の下、その企画立案・運営を担う組織として2006年に地域交流委員会が設置されました。この時に「地域交流」という言葉を用いたのは、当時一般的であった「地域貢献」や「ボランティア」という言葉には大学が一方的に何らかの提供を地域に行うというイメージがあり、それは本学が考えたキャンパス周辺地域との関わり方と少々ズレていたためです。本学では、大学からの一方通行の提供ではなく、大学も地域から様々なことを吸収していく「地域交流」と名付けたこの双方向性にこだわって参りました。たとえば授業内外で地域の課題に取り組むなかで、学生や教職員が地域の人たちと接触して楽しいと感じたり、室内では学べないようなことを経験したりする機会があることは、お互いにとって得るものがあると思います。
 2012年度には地域交流委員会をベースに地域交流推進室を設置、2013年度からは文部科学省「地(知)の拠点整備事業」に取り組み、全学機能の地域志向化を進めました。近年では、井の頭キャンパスの設置により本学の立地環境が大きく変化したため、地域との交流の基盤をコロナ禍に対応しつつ再構築して参りました。2021年度には、秋田県湯沢市、宮城県東松島市・石巻市、静岡県東伊豆町と包括的連携協定を締結、これまでの東京都内4市との連携に加え地方創生への関わりを本格的にスタートさせました。
 そしてこれまでの取り組みを踏まえ、交流から連携へ、新たな一歩を踏み出すべく、2022年度より地域連携センターに改組して発展的に再スタート致します。本学の活動に引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2022.4.19
地域交流課

石井博之センター長

石井博之センター長

古本泰之副センター長

古本泰之副センター長