5月14日(土)に観光地・川越の発展に尽力されている秋山修志先生(川越蔵の会・事務局長)と山田禎久先生(川越氷川神社宮司)のお二人を講師としてお迎えし、公開講演会を行いました。
今回の講演会は、本学で社会人を対象に開講している履修証明プログラム「高齢社会における地域活性化コーディネーター養成プログラム(※1)」の講座の1コマを公開したものです。
秋山先生からは、川越の見どころのひとつである蔵造りの街並みの保存の取り組みや、まちづくり活性化など多岐にわたる活動のお話をいただきました。まちの保存・発展には、地元市民・市民団体・行政の3者が協同で取り組むことが重要であると示されました。川越は新しい建築物も周りの景観に合わせて建てられているそうで、川越を実際に歩く観光者の視点も大切にされていることがわかりました。
山田先生からは、地域における神社の役割や、神社の祈り(祭り)についてお話いただきました。川越氷川神社は、数多くの風鈴やかざぐるま(※2)が飾られていることでも有名です。これは、目に見えない風を感じるように、そしてその風が人の想いを運んでくれるものであることのご説明をいただきました。参拝に行かれた方は、風鈴の音色が神秘的なものに聞こえてくるのではないでしょうか。
お二人の講義後の質疑応答では受講生から多くの手が上がり、終了時間まで活発な意見交換がなされました。
※1 履修証明プログラム「高齢社会における地域活性化コーディネーター養成プログラム」
https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/area/opened/cordinator/
※2 風鈴及びかざぐるまが飾られている時期については川越氷川神社公式HPをご確認ください。
https://www.kawagoehikawa.jp/#/