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羽村市職員のための「ゲートキーパー養成研修」を実施しました

 11月7日(月)羽村市役所にて、市職員向け「ゲートキーパー養成研修」が行われ、保健学部健康福祉学科の加藤雅江先生が講師を担当しました。「ゲートキーパー」とは、自殺のサインに気づき、その方の話を聞いて、必要な支援につなげる人のことを指します。今回の「ゲートキーパー養成研修」は、市民からの相談業務を担う職員の対応スキル向上のために実施されたもので、加藤先生は昨年度に引き続き今年度も講師を務めることとなりました。
 加藤雅江先生は長年にわたって本学医学部付属病院で精神保健福祉士として勤務されており、研修ではその実体験に基づいた「自殺未遂者のリアルな姿」をお話されました。支援につなげようとすることばかりが先行して、対象者から発せられるサインを見逃さないように心がけることや、対象者に寄り添いすぎるあまり、相談を受ける側がその辛さを受け止めすぎてしまわないように、冷静さをもって接することが重要であるとも講演されました。
 今回は「死を考える方の支援」がテーマでしたが、「聴くこと」の大切さや難しさはどの相談であっても共通する内容であると思います。この研修が一人でも多くの職員の方のスキル向上に役立てられれば幸いです。


2022.11.11
地域交流課

講演をする加藤雅江先生

講演をする加藤雅江先生