羽村市にて「障害の理解を深める講演会」を行いました

　11月22日(火)羽村市プリモホールゆとろぎにて、「精神障害や発達障害のある人を抱える家族～家族が孤立しないためにできること～」が行われ、保健学部健康福祉学科の加藤雅江先生が講師として登壇しました。
　加藤先生は、精神保健福祉士として長年にわたり障害をお持ちの方やそのご家族のサポートに従事された経験から、「支援を受ける側に焦点をあてたサポート体制」の重要性を強く示されました。障害のある方やそのご家族を支える仕組みがあっても、支援を提供すること自体が目的になって、その対象にまで目を向けられていないケースは多いと先生は言います。支援を受ける側が自分で選択肢を手にするプロセスが大切であり、支援をする側と受ける側の双方向のやり取りをないがしろにしない姿勢が求められるとお話されました。
　参加者の中には家族会に所属されている方も多く、先生のお話に強くうなずきながら聴講している姿が印象的でした。今回の講演が、障害のある方やそのご家族、サポートをされる方々がつながり合って暮らすことが出来る地域づくりの一助となれば幸いです。