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公開講演会「子どもの虐待防止 親子のサインに気づく力」を実施しました

 11月24日(木)羽村市プリモホールゆとろぎにおいて、羽村市×杏林大学公開講演会「子どもの虐待防止 親子のサインに気づく力」を行いました。
 講師は、医学部付属病院看護師の梅野直哉先生にお願いしました。梅野先生は、小児救急看護認定看護師を取得されており、現在は小児病棟にて看護業務に従事されているほか、院内の虐待防止委員会にも所属されています。今回の講演では、ご自身の経験とあわせ、豊富な事例とともに子どもを守るための仕組みづくりについてお話されました。
 先生のお話では、子どもが来院した際、虐待が発見されるのは必ずしも診察のタイミングだけではないということでした。医師の診察では「単なるケガ」として終わってしまう症状でも、看護師などの他スタッフが「気になるな」と感じた点があれば、ご家族に「育児で困っていることはないか」、「子どもの発達で不安に感じていることはないか」、といった声掛けを行うなど、子どもが身を置く環境に目を向けて、院内をあげて虐待の早期発見や予防に努めていらっしゃるそうです。
 また、子どもの安全を守るためには、医師・看護師だけでなく、他の医療職やソーシャルワーカー、地域の関係機関の協力の重要性も示されました。講演会には保育や教育に関わる職種の方も多く出席されており、それぞれがそれぞれの立場からどうやって子どもを守るか、どうやって他機関との連携を強化すべきかを考える機会となった2時間でした。


2022.11.29
地域交流課

講演を行った梅野先生

講演を行った梅野先生