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中国語との出会いが私の人生を変えた!
中国語学科 2017年度卒業・今村 有希さんの場合

先輩インタビュー

この学部・学科を選んだきっかけ(理由)は?

きっかけは、偶然の出会いでした。中高生の頃から外国語に興味があり、高校2年時にオーストラリアへ短期留学した経験から、大学では語学を専攻したいと思っていました。けれどどの言語を選ぶべきかわからず、志望校を決めかねていました。

私が中国語に出会ったのは、ちょうどその時です。大学を調べていたら、ふいに“中国語”という言葉が目に飛び込んできました。その瞬間、「もし中国語と英語が話せたら世界の半分以上の人と会話できる。どこでも生きていける!」と感じました。さらに将来は海外で働きたいという思いもあり、少しでも選択肢の幅を広げようと考えていたら、ますます中国語への興味関心が強くなりました。そして中国語と英語を同時に深く学べる大学を探していたところ杏林大学と出会い、入学を決めました。

現在のお仕事について教えてください

半導体に関する商材の販売を中心に、エネルギー事業やまちづくりなどを幅広く手がけているグローバルな企業で働いています。新卒入社1年目の現在は研修生として、各事業の専門知識や、財務、経理、法務、企画など、あらゆる業務を網羅的に勉強しています。覚える内容は多岐にわたりますが、新しい知識を得るたびに、社会人として一歩ずつ前進できているのを実感します。

社長の口癖は「会社から一人でも多くの社長を出したい」です。社員数の少ないベンチャー企業ですが、事業部間の垣根がないためビジネスとして成立するならどんなことでもでき、意思決定が早く、面白い案件には積極的にチャレンジする風土が醸成されています。私も将来は自分で国際協力に関わる事業を立ち上げたいと考えており、日々の研修に精を出しています。

大学時代に経験したことで、
現在の職業に生かされていることは?

現在は社会人1年目で研修に励む毎日ですが、今後会社の主軸である国際的な事業に関わる際には、大学生活で培った能力が必ず役立つと思っています。中国語や英語の知識はもちろん、これらを学ぶ過程で得た経験が、自分を大きく成長させたからです。

例えば、ゼミで参加した上海でのシンポジウム、半年間の中国留学、1年間のカナダ留学、副専攻で学んだ日本語教育は、現在の仕事と直接的に関連していないようにも見えます。しかしこれらの経験を通して学生時に培った国際感覚や、異文化理解、様々な分野に興味を抱く楽しさは、あらゆる仕事に活かせます。

私たちはこれから、時代の波に乗り遅れることなく、未来をたくましく生き抜かなくてはなりません。大学時代の過ごし方は人それぞれですが、杏林大学で自分のフィールドを海外に広げ、国境を越えてさまざまな人種への理解や興味を深められたことは、私の人生においてかけがえのない日々だったと感じています。

大学時代、受講科目を選択する際に、
どんなことに気を付けていましたか?

語学系の授業は積極的に選択していましたが、副専攻として日本語教師の資格を取得できるよう教育関連の授業も多数受講していました。最初は海外で働く手段の一つとして考えていましたが、授業で言語の奥深さを知るにつれ、次第に興味関心が強くなりました。特に記憶に残っているのは演習科目の授業です。実際に日本語学校を訪れて模擬授業を行う機会があり、現場をイメージしながら学ぶことができました。

杏林大学で日本語教育に出会い、言語教育を通して国際協力分野に関わることもできるのだと知り、私の世界は広がりました。自分の中で選択肢が増えたことは大きな収穫だったと思います。

受験生へのメッセージ

受験はひとつの分岐点です。大学生活を「人生の夏休み」と表現する人がいるように、大学時代ほど自由な時間がある期間はこの先少ないと思います。しかし自由な時間だからこそ、過ごした時間の中で見つけた”気づき”や”学び”を自分自身の”何か”に還元しながら過ごしてほしいと思います。

そのために大切なのは、色々な方向へ興味を向けることです。「この先に何かおもしろいことがあるかもしれない」と意識して過ごせば、思いがけない出会いがあるかもしれません。学生として好きな分野の学業に打ち込める時間に感謝しながら、自分の世界を広げ、充実させてください。皆さんが杏林大学で大きく羽ばたき成長できるよう、心から応援しています。

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