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「ステロイド(グルココルチコイド)抵抗性の仕組み」を発見

医学部小児科学教室の楊 國昌教授の研究グループは、ステロイド抵抗性の病態の仕組みを初めて発見しました。
ステロイドは、白血病などの血液腫瘍、膠原病、アレルギー疾患、腎臓疾患などのいわゆる難病に対して、最も効果的な治療薬剤として、60年間以上も使われています。しかし、その効き方は、当初は良好でも、やがて無効になることが頻繁にあります。このいわゆるステロイド抵抗性の原因が解明されると、多くの患者さんへの治療内容が大きく改善されます。
ステロイドは、リンパ球内の多くのタンパク質の存在や働きに影響を与えることは分かっていましたが、その中のGLCCI1という分子が増えると、ステロイド抵抗性になることが本研究で、初めて明らかになりました。
この成果から、GLCCI1機能を攻撃できる物質が、ステロイド抵抗性になって困っている患者さんのための新しい治療薬になると考えられます。現在、小児科学教室では、このGLCCI1のパートナーと結合する化合物を選別することで、ステロイド抵抗性を改善させる新たな治療薬を探しています。

この研究は、小児科学教室の木内善太郎助教と西堀由紀野講師が中心となり、さらに本学医学部薬理学教室、解剖学教室、臨床検査医学教室、京都大学薬学部、金沢医科大学、デンカ生研との共同研究として行われました。この成果は、米国の学術誌「The FASEB journal」に3月14日付けで掲載されました。

Date: 2019年3月18日

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