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外国語学部で感染症・救急救命の講義 学部連携でグローバル人材育成


 杏林大学では、総合大学の特性を活かし、学生に幅広い視野と教養を身に付けてもらおうと、第2次中期計画(平成21年度策定)に基づき、4学部(医学部・保健学部・総合政策学部・外国語学部)の教員が相互に授業を提供する機会を設けています。

 外国語学部では「コミュニケーション概論」(外国語学部全学科1年生必修科目)に他学部の先生をお招きし、学際的視座に立った授業を展開しています。

 7月5日(木)は、小林富美惠教授(医学部・寄生虫学)による講義「寄生虫感染症から世界を知る・日本を知る」が行われました。

 世界を目指す外国語学部学生にとって、寄生虫感染症は決して他人事ではなく、渡航地域によっては感染や媒介者ともなる危惧があります。マラリア・住血吸虫症・日本海裂頭条虫症を中心に、中国・アフリカ・日本での事例が取り上げられ、豊富な視覚資料を用いて文系の学生にも分かりやすくミクロの世界を講義いただきました。

 7月12日(木)は、和田貴子教授(保健学部・救急救命学)が「救急隊員の接遇」と題して講義されました。

 救急隊員が心得るべきコミュニケーションスキルとはどのようなものか、というテーマで、心理クイズを交え豊富な実例とともにユーモアたっぷりにご講義くださいました。病傷者への配慮は、言語や文化の壁を越えて求められていることを学びました。

 このような学部間連携講義は、学生の学際的教養を醸成する取り組みとして全学的に実施されています。杏林大学各学部が持つ研究・教育資源を他学部にもオープン化し、4学部の衆知を結集させてグローバル人材の育成に取り組んでいます。


■杏林大学のグローバル人材育成については、
 こちら(http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/outline/torikumi/global/)をご覧ください。

外国語学部講師
八木橋 宏勇

2012.07.13