本学大学院医学研究科共同研究施設フローサイトメトリー部門 副部門長 高橋 良 講師、同部門長・皮膚科学教室主任 大山 学 教授らの研究グループの研究成果が、皮膚科学研究領域のトップジャーナルであるJournal of Investigative Dermatologyに掲載されました(Takahashi R et al. J Invest Dermatol. 2024 Jul;144(7):1654-1657)。
急速進行性広汎性円形脱毛症における治療(点滴静注ステロイドパルス療法)への抵抗性と関連するリンパ球のサブセットを新しく同定したという内容の研究で、得られた知見はこれからの重症円形脱毛症の診療での活用が期待されます。
高橋講師は「これまでCD8陽性T細胞が自己免疫性の円形脱毛症の病因とされてきましたが、本研究成果により治療ターゲットをさらに絞ることが可能になることが示唆されました。今回の研究で得られた知見を疾病に悩む患者さん方に還元したいと思っています。」と今後への抱負を述べています。
≫研究に関する詳細は、こちら(杏林大学大学院医学研究科共同研究施設フローサイトメトリー部門サイト)で紹介しています