大手企業対策講座　面接でアピールする話し方

　大手企業や上場企業への就職を目指す学生のための連続セミナーの6回目「アピール力のある話し方講座」が10月20日に開かれました。講師には元NHKキャスターでコミュニケーションについての著作も多い、フリーアナウンサー事務所経営の牛窪万里子さんを招きました。
　牛窪さんはまず、採用試験の面接で企業側は、自己分析力やプレゼン能力などをチェックしているとして、面接でよく聞かれる事例をもとに、自己ＰＲは1分を超えるとまとまりがない印象になるとか、成功体験は自己満足で終わらせずに周囲の評価も加えるとよいなどとアドバイスしました。
　また、声を低く、ゆっくり話すと信頼感や誠実さが伝わるなど、声の大きさ・高さ・スピードのバランスをデザインして面接に臨むと印象が高まることや視覚・聴覚・触覚など五感の要素を盛り込むと相手の感覚に響く分かりやすい伝え方になるなどと話し方のプロならではのポイントを紹介していました。
　講座には、連続セミナーの受講者や就職試験の面接対策に力を入れようという学生など27人が参加し、牛窪さんの説明を熱心にメモしたり、グループワークで隣の学生と五感を使った伝え方の練習をして、アピール力アップを目指していました。
　参加した学生からは講座終了後のアンケートで「自分の話し方の癖や相手に伝える時のコツが理解できたので、今後実践して話し方の改善に努めたい」などの感想が聞かれました。
　大手企業や上場企業への就職を目指す学生のための連続講座は、このあと12月に大手企業の採用担当者によるパネルディスカッションが予定されています。