2023年度春出発　チチェスターカレッジ　留学体験記

　私は英語に全く自信がないままイギリスに行った。なので、とても不安だった。
　その国の言語を満足に話せないということは日常生活がとても難しくストレスの溜まることだと理解していたからだ。正直な所、まだ私には留学は早いのではないか､また次の機会にすれば良いのではないかなど色々考えた。それでも今春イギリスに留学に行くことを決めた理由は「イギリスに行ってみたい」という気持ちがずっとあったからだ。大学で英語を専攻している自分にとって、イギリスの雰囲気、文化を体験しておくことは今後間違いなく自分にとってプラスになると考えた。イギリスの街並みはとても綺麗で人々は日本とは違う活気で溢れていた。

　また、チチェスターで出会った学生たちは、自身で目標を定め励んでいた。そのため、私も目標を決め、真剣に授業を受けることができた。授業では重点的にスピーキングをした。スピーキングの練習は先生によって特徴があり様々な役になりきり皆の前で発表するロールプレイや、一対一で話し合うトーキングなどがあり、教室の雰囲気もとても良かった。

　今回の留学を経て様々な国の人達と仲良くすることができ､沢山の友達が出来た。この経験は私の中で財産になるだろう。留学当初は自信のない英語を話すことを忌避していたが､次第に慣れていき1ヶ月も経った頃には私の中から抵抗感が消え、慣れることの大切さに気づいた。イギリス留学で私は色々なことに対して自信を持つことができた。特に英語を話すことに苦手意識がなくなり能力も伸びたと感じる。もちろん日本にいても英語力を伸ばすことはできるが、英語を第一言語とする人々と生活することは英語への抵抗感を克服するという点で、留学特有の利点だと私は考える。
　私はイギリスでしか感じられない雰囲気や文化､考え方などの経験を積めたことにとても満足しており、この経験を生かし日々生活していきたいと考える。



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　私はチチェスターカレッジに4ヶ月間留学しました。そもそも海外に渡航すること自体が初めてだったため、最初は楽しみというよりも不安の方が大きかったです。しかし、寮滞在だったので現地に到着したその日から友達もできて不安は意外にもすぐに消えました。また、チチェスターカレッジには日本人のカウンセラーがいて、学校生活や日常生活で困ったことがあった時は彼女に日本語でも相談することができたのでとても心強かったです。

　午前の授業はレベルに応じて少人数クラスに分けられていました。最初は日本人が多いクラスで英語の力が伸びるか不安でしたが、授業中は皆英語で会話していたので自然と英語を話す力が伸びたと思います。その結果、タームが変わった時にクラスも上がりました。クラスメートは外国人が増え、授業の内容も難しくなりましたが、間違いを恐れずに英語を話し、分からないところは質問をすることでさらに英語の技能が伸びました。また、ペアワークやグループワークで様々な国の生徒と話してその国の文化や彼ら自身のことも知ることが出来て楽しかったです。外国人の友達とは必ずしも円滑にコミュニケーションがとれたわけではありませんが、諦めずに自分の言いたいことをジェスチャーも併せて伝えたり、相手の言いたいことが分からなくても最後まで理解しようとしたりすることでどんどん会話できるようになっていきました。

　午後の授業では4ヶ月間ずっとTOEIC対策のできる「Business & TOEIC」を履修していました。この授業ではVocabulary Quizを毎回授業の最初にやっていて、そのおかげで自然とVocabularyが増えていきました。TOEICのリスニングとリーディングの対策の他にも様々な業界のBusinessに関することをペアワークで話し合ったり、関連する単語を覚えたりしました。先生は皆生徒想いで優しくて良かったです。

　私は寮生活だったため、毎日自炊をしていました。もともと自炊をしたことが全くなかったため、生きていけるのかと周りからも心配されていた私ですが、毎日一緒に作ってくれる友達ができ、美味しいご飯を食べていました。物価が高いため、食材を買うのにも安い物を探したり、お金のかからないメニューを考えたりしていたので英語力と共に生活力も上がったと思います。
　休日はカレッジの近くにあるパブに行って友達と食事を楽しんだり、寮のキッチンでパーティーをしたり、色々な場所に観光に行ったりしてとても充実していました。放課後のカレッジのアクティビティにも積極的に参加しました。バレーボールやサッカー、バスケットボールなど皆で一緒にプレイすることで仲良くなれました。

　チチェスターの人は皆優しく、フレンドリーでした。私は4ヶ月間チチェスターで生活して、時間がゆっくりと流れる静かで平和なチチェスターの街がとても好きになりました。英語を使って色々な人とコミュニケーションをとることはとても楽しくて、留学する前よりも英語の勉強が好きになり、もっと皆とたくさん話したいと思うようになりました。それがこの留学で英語を勉強することに対するモチベーションになりました。
留学は終わってしまいましたが、このモチベーションは保ったまま杏林大学でもさらに英語の勉強に励んでいきたいです。