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経験が自信に。限界を決めず挑戦を!

2024年3月 医学部医学科卒業
宍戸 カンナさん
4月から青森県八戸市立市民病院研修医
(2024年3月取材)

医師の家庭に育ち、幼いころから本棚にあった医学書を読んだり、家族の会話から命の大切さを身近に感じたりしていた宍戸さん。高校3年生の時に、医師という職業のやりがいに心を惹かれ、医学部受験を決めました。
在学中は勉強に励みながら、端艇部で活動し、学会発表にも挑戦。学生時代の多様な経験を糧に、患者さんに寄り添い、患者さんに信頼される医師を目指します。

医師の家庭に育ち、幼いころから本棚にあった医学書を読んだり、家族の会話から命の大切さを身近に感じたりしていた宍戸さん。高校3年生の時に、医師という職業のやりがいに心を惹かれ、医学部受験を決めました。
在学中は勉強に励みながら、端艇部で活動し、学会発表にも挑戦。学生時代の多様な経験を糧に、患者さんに寄り添い、患者さんに信頼される医師を目指します。

学会発表に挑戦

大学の勉強だけでなく、学術研究に興味を持っていた5年生の時、同級生が日本内科学会の「医学生・研修医のことはじめ2023」にチャレンジすることを知りました。宍戸さんはすぐに友人に声をかけて消化器内科の教室を訪ね、参加の意向を伝えました。
選んだテーマは「上部消化管内視鏡所見を契機に診断された胃梅毒の一例」。地方での臨床実習の時期と重なっていたため、発表の準備は大変でした。友人とデータベースの調査を分担して行い、メールなどで連絡を取り合い、指導医の平塚智也先生には論文集めや資料の作成、発表の仕方まで指導を受けました。
東京国際フォーラムで行われた発表では、専門医の先生からたくさん質問がよせられ、そのやりとりの過程で消化器内科の奥深さと面白さを感じました。発表は優秀演題賞を受賞しました。

経験は自信に繋がる

これについて宍戸さんは、「医学部は授業、実習、試験と時間のやりくりに苦労しますが、やりたいことがあれば、自分の限界を決めずに挑戦すべきです。その時は体力的にも精神的にも辛いですが、経験は自信に繋がり、困難に遭遇した時に必ず役に立つと思います」と後輩たちにアドバイスを送ります。

いつか杏林大で診療を

臨床実習は、青森、長野、栃木の病院で行いました。それぞれの病院では先生に積極的に質問をしたり、興味のあることを伝えたりすることを心がけました。そうすることで、周りの人たちに徐々に受け入れてもらえ、新しい環境に慣れることができました。八戸の病院では、担当した患者さんの症例を学会で発表する機会をもらい、これが縁で卒業後はこの病院で研修を行っています。
「研修医として、まず手技や臨床の基礎を固めたい。そして、患者さんに信頼される医師を目指します。いずれは杏林大学に戻り、同期の友人と一緒に仕事ができたら嬉しいです」と夢を膨らませています。

※記事および各人の所属等は取材当時のものです

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