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米国で臨床医の研鑽 その経験を後輩たちに

2006年医学部医学科卒業
嶋崎 鉄兵さん
(2019年3月取材)

米国内科専門医、同感染症専門医。2015 年ハワイ大学 Resident of the Year、2018 年米国病院疫学学会 Jonathan Freeman Scholarship、米国感染症学会 Robert C. Moellering Trainee Travel Award 受賞

米国内科専門医、同感染症専門医。2015 年ハワイ大学 Resident of the Year、2018 年米国病院疫学学会 Jonathan Freeman Scholarship、米国感染症学会 Robert C. Moellering Trainee Travel Award 受賞

英語は自分の世界を広げる

ハワイ大学、シカゴのラッシュ大学での 6 年間の臨床留学を経て、2019年度より母校の感染症学教室に着任しました。
在学中は英検、TOEIC、TOEFL、IELTS などの資格試験に挑戦し、6 年次には米国医師国家試験の Step 1( 基礎医学 )、Step 2CK( 臨床医学 ) に合格しました。
※米国医師国家試験はこのほか Step 2CS、Step 3の合格が必要

鍛えた臨床の知識 世界で通じる

卒業後、沖縄県立中部病院で初期・後期研修、離島勤務(沖縄県立宮古病院)をしました。この経験で、総合内科医、感染症医としての土台が作られました。2011 年に米国医師免許を取得し、臨床医、感染症医としての更なるトレーニングを求め、翌年に渡米しました。ハワイ大学で内科レジデンシー、ラッシュ大学で感染症のフェローシップを修了しています。 渡米後は、語学的な問題、社会背景や文化、医療保険制度に代表される医療システムの違いに戸惑うことも多かったです。
米国の医療から見習う点もあり、日本ではできないこともあります。しかし、大きく環境が異なっても、問診、診察、患者一人ひとりの人格、社会背景に応じた最適な治療の検討の重要性は、日米で違いはないとわかりました。

若い世代をサポートしたい

自らの経験を若い世代に伝えるのがこれからの私の役目だと思っています。
“ 杏林大学の外の世界 ” を経験した私だからできる助言もあるはずです。留学や海外で医師として働くことに関心がある、杏林以外の研修施設や勤務施設の様子を知りたい、そう思っている医学生や研修医の皆さんに、僕の経験が少しでも役立つなら、これ以上嬉しいことはありません。
※右は宮古島の風景。ここで医師としての土台がつくられた

※記事および各人の所属等は取材当時のものです

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