杏林大学では、「優れた人格を持ち、人のために尽くすことのできる国際的な人材を育成すること」を教育理念に掲げています。この教育理念に基づき、国際化拠点整備事業の拠点大学としてグローバル人材育成事業を推進するとともに、その成果を学内のみならず広く地域・社会への還元・波及に取り組んでいます。
こうした取り組みを進めていく中で、杏林大学は、このほど、国際連合から「国連アカデミック・インパクト」への参加が認められました。杏林大学としては、これを機にグローバル化時代の諸課題の解決に向けて、これまで以上に貢献していく所存です。 (2017年)
国連アカデミック・インパクトとは、国連と世界中の高等教育機関を結び付け、さらに世界各国の高等教育機関同士のグローバルなネットワークを促進する取組みです。参加大学はこのネットワークを活用して、緊密な協力関係のもと、情報交換をおこなうことができます。また、国連アカデミック・インパクト10原則(注)に資する活動に取り組むことで、大学のグローバルな活動を世界に発信することができます。
1.国連憲章の原則を推進し、実現する
2.探求、意見、演説の自由を認める
3.性別、人種、宗教、民族を問わず、全ての人に教育の機会を提供する
4.高等教育に必要とされるスキル、知識を習得する機会を全ての人に提供する
5.世界各国の高等教育制度において、能力を育成する
6.人々の国際市民としての意識を高める
7.平和、紛争解決を促す
8.貧困問題に取り組む
9.持続可能性を推進する
10.異文化間の対話や相互理解を促進し、不寛容を取り除く