平成17年1月の中央教育審議会「我が国の高等教育の将来像(答申)」における提言等を踏まえ、社会の信頼に応える高等教育の実現のため、学部等における教育力向上のための必要な措置を講じるとともに、その教育の質を保証する上で備えるべき基準をより明確にすることによる大学設置基準の改正に伴い、教育研究上の目的の明確化、成績評価基準等の明示等、教育内容等の改善のための組織的研修等が平成20年4月より施行された。その中で、教育研究上の目的の明確化については、これを広く社会に公表することになりました。
本学学部では、体系的なカリキュラムを提供するとともに、組織的な教育展開を強化し、大学(医学部、保健学部、総合政策学部、外国語学部)の理念・教育研究上の目的、教育目標をホームページにて明らかにすることになりました。
本学は、教育基本法及び学校教育法に則り、かつ建学の精神に基づいて、崇高な人類愛と高度の科学精神を基盤とするすぐれた人材の育成を目的とし、もって広く人類の福祉に貢献することを使命とする。
医学部は、豊かな人間性の涵養と、医学の発展に対応しうる基礎的及び専門的知識の修得と臨床的技能の修練を通じて、良き医師を養成することを目的とする。
教育理念・目的実現のため、医学部は「医師の職責の重大性を理解し、高い倫理観と豊かな人間性に基づき、医師として責任ある行動ができること、医師としての基本的な医学的知識及び技能修得していること、的確かつ冷静な問題抽出・解決能力を備えていること、患者・家族との信頼関係の構築とともに、医療チームの一員としての役割を果たすために必要なコミュニケーション能力を身につけていること、公衆衛生や医療制度など社会と医師との関わりを理解していること」を教育目標と定める。医学部学生は卒業までにこの目標に到達することが求められる。
高い倫理観と豊かな創造性、確かな専門知識と実務能力を持つとともに、幅広いコミュニケーション能力を生かし、チーム医療へ貢献する能力を有し、国際的視野を持って活動できる資質を有することを教育の目標とする。
学際性豊かな知識を有し、複眼的な視点から社会現象を捉えることができること、解決すべき問題を客観的に分析する洞察力と、的確な判断をもって行動できるだけの知識運用力を身につけていること、他者とコミュニケーションを図り、多様な価値観を認識でき、かつ社会の一員として信頼される人間性を有すること。
正しい異文化理解に基づく21世紀型世界市民の育成を目指し、実践的かつ高度な外国語運用能力、問題解決能力、良好な対人関係を築くためのコミュニケーション能力や社会人力を身につけた人材を養成する。
中央教育審議会答申「新時代の大学院教育−国際的に魅力ある大学院教育の構築に向けて」の提言を踏まえた大学院設置基準の改正に伴い、教育研究上の目的の明確化、教育内容の改革のための組織的研修等が平成19年4月より施行された。その中で、教育研究上の目的の明確化については、これを広く社会に公表することになりました。
本学大学院では、体系的なカリキュラムを提供するとともに、組織的な教育展開を強化し、大学院(医学研究科、保健学研究科、国際協力研究科)の理念・教育研究上の目的、教育目標をホームページにて明らかにすることになりました。
大学院は、大学建学の精神に則り、専攻分野に関する専門的な学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめて、優れた研究者及び高度専門職業人を養成することにより、文化の進展に寄与することを目的とする。
医学研究科は、科学的な問題解決能力を備える臨床医、旺盛な創造性を持つ基礎医学・生命科学の研究者、社会医学に貢献する有為な人材等豊かな人間性と倫理観・使命感にあふれる医療人の養成を目的とする。
医学・医療の各領域で指導的な役割を果たすべく、当該領域に関する高度な専門知識・技能を含む豊かな学識を備えるとともに、自立した研究者として研究活動を行うための基本的な研究能力を、自らの研究の実施と論文執筆を通して証明できること。
保健学研究科は、保健、医療、看護、福祉及び心理の専門分野において、広い視野と豊かな学識を有し、専門性の高い業務を遂行する人材、並びに研究能力を有する人材を養成することを目的とする。
保健・医療・看護・福祉・心理の各専門分野における高度専門職業人、および研究・教育者に求められる高度な知識・技術を修得させるとともに、それぞれの分野の諸課題や複雑・多様なニーズに柔軟に対応できる広い視野を培うこと、さらに、それぞれの分野の研究対象を科学的に分析・探究できる能力と学際的な視野を培うことを教育目標とする。
国際協力研究科は、国際社会において発生する様々な課題を、法律、政治、経済、経営、文化交流、言語、医療、保健衛生など多くの側面から学際的に把握し、理論的かつ実証的に問題を分析して的確に処理できるような人材を育成し、国際社会に対する支援・協力を推進することを目的とする。
国際協力研究科の教育目標 世界諸地域に関する専攻分野での高度な科学的知識、豊かな教養を身につけ、高い研究意欲と積極的な行動力を養い、国際協力の実践場面で活動できる能力を培う教育を目標とする。