受験生サイト サークル紹介 学生支援ポータル 学納金サイト  [在学生・保護者専用]

羽村市 児童指導員対象研修会「発達が気になる子の対応」を実施しました

 2025(令和7)年2月19日(水)プリモホールゆとろぎ(羽村市)にて、研修会「発達が気になる子の対応」が実施されました。この研修会は、羽村市の学童クラブに勤務している支援員・補助員の方、放課後子ども教室「はむらっ子広場」指導員の方を対象に行われ、当日は98名の参加がありました。講師は本学の石野晶子先生で、「子どもの発達」、「子育て支援」、「発達障害児への療育支援」等を研究テーマとしています。

 研修会では「発達が気になる子の対応」として大きく「子どもへの対応」「保護者への対応」に分け、応用行動分析や認知行動療法の観点から、具体的な行動例や、その対応方法などの解説がありました。
「子どもの対応」では、日常の中で、心理的、身体的に子どもたちがどのように感じているのかを紹介し、コミュニケーションの取り方について事例を挙げて紹介しました。例えば「対象の子どもに対しポジティブな見方をもって関わることの大切さ」として、支援者側がプラスのイメージを持って子どもに接すること、段階的な目標を設定していき、子どもが達成感を得られるようにすることなど、実際の取り組み方についてもお話がありました。
また、「保護者への対応」においては、前提条件として、支援を必要としている子どもの家族は様々な困難を抱えていること、そのため、家族が安心して生活し、理解、自信、見通しを持って子育てや療育ができるように支援することの重要性が語られました。

 また、講演の最後には「子ども」「保護者」だけでなく、「支援者」についても触れられました。担当の先生が抱え込むことなく、医療・教育・保健・福祉といった様々な領域の人々が関わりあい、チーム化すること、本当の意味での支援体制を作り上げていくことが肝要であることが示されました。

地域交流課

2025年3月11日