2025(令和7)年3月22日(土)、三鷹市中央防災公園で開催された「Mitakaみんなの防災フェスタ」に総合政策学部の三浦ゼミナールが参加しました。
このイベントは本学が協定を結んでいる「NPO法人 Mitakaみんなの防災」が主催となり、様々な企画を通して楽しく防災を学んだり、体験したりできる催しとなっています。
三浦ゼミナールは、2024年度、「防災」を一つの題材として課題発見・課題解決に向けた取り組みを行ってきました。
ゼミにおいて問題分析を行う中で、30代~40代の世代の防災意識にフォーカスしました。この世代は防災意識が低い傾向にある中で、家庭において親ともなり得る世代です。この世代の人たちに、子どもと一緒に防災コンテンツを体験してもらうことで、家庭での「防災」意識の改革を働きかけることにしました。
学生は三菱地所レジテンス株式会社のスタッフの方に協力いただき、複数回の打ち合わせを経て、企画や活動方針を固めました。当日は「そなえるドリル+凝固剤の実験」「ローリングストックゲーム」「もしもバッグを準備!」の3つの企画を展開しました。
この中で「もしもバッグを準備!」をご紹介します。
「もしもバッグを準備!」の内容は、災害で家屋が倒壊した場合や火災に見舞われた場合を想定し、避難所での避難生活をより良く行うことを目的としたゲームです。使用したものはマグネットとホワイトボードで、一時避難の際、避難所に持っていくとよいとされているものを3つ選びます。候補となる約20の品目を裏表紙に記載し、そのページを使って参加者と答え合わせに取り組みました。
ブースは大盛況となり200名以上の方に参加をいただきました。また、隣のブースの参加者と三浦ゼミの学生が、共同で来場者に災害用トイレの説明をする場面もあったそうです。
学生たちの報告からは、「防災について今までの知見を踏まえながら説明することができた」「呼び込みの際、凝固剤を用いて子どもの関心をひきつけることができた」「混雑時の対応を考えてブースへの呼び込みをするべきだった」など、今回の経験をとおしての具体的な改善策や、前向きな感想が多数ありました。
本イベントには本学保健学部救急救命学科も「AED及び胸骨圧迫による心肺蘇生の体験」ブースで参加し、本学を含め様々な団体が炊き出しや防災キャラクタークイズ等、ユニークな企画を発表しました。三鷹市内の防災啓発活動の活発さを体感できる一日になりました。
出典・協力:総合政策学部三浦ゼミナール 活動報告(3年 小林さん)
■総合政策学部 三浦ゼミナール(総合政策学部ブログ)
■三菱地所レジデンスと杏林大学が産学連携で防災まちづくり
2025年4月18日