「いのちのおはなし会」は、幼児期から命の大切さや自分・他者を大切にする心を育てること、
性別による体の違いや自己防衛の知識とスキルを 伝えることを目的に、三鷹市内と近隣自治体の保育園を中心に、学生と 教員が一緒になって、運営している企画です。
今年は新メンバー8名が加わり、看護学科の他、作業療法学専攻や診療放射線学科 、健康福祉学科など、様々な学科・学年で 構成された学生メンバーと、佐々木先生、藤田先生、長谷川先生、鈴木先生の4名の保健学部看護学科・看護養護教育学専攻の教員たちで活動をしています。
8月の暑い中ですが、おはなし会が始まりました。
学生が「いのちの大切さと、赤ちゃんがどこから来るのか」「ここにいるみんなが大切にされて生きていること」「プライベートゾーンの話」「男女のからだの違いと、こころ(性)の多様性のこと 」のお話をしたあと、実際に、園児が赤ちゃん人形をだっこして、胎児の大きさから誕生までの赤ちゃんの重さ を体感する企画を行いました。
取材時は4歳児、5歳児のクラス向けの実施でした。
学生は、1年生、3年生、4年生のチームで、全員が堂々としながらも、優しい語り口でおはなしをしていました。子どもたちにも分かりやすく、伝わりやすく笑顔で話をしている様子がとても印象的でした。
また、聞き手の子どもたちも、赤ちゃんが生まれるシーンで「がんばれ!」と声をかけてくれたり、学生の質問に元気よく答えたり、赤ちゃん人形をだっこするときはわくわくしていたり、熱心ながらも楽しく参加をしているようでした。
終了後、園長先生から、このおはなし会の企画が子どもたちの「いのちとからだ」の考えのベースになっていて、日々の生活の中にも反映されている、とのお話を伺いました。
8月は三鷹市、小金井市内の園で開催をしており、20名に近い保護者の方が参加した回もあったそうです。この体験が子どもたちから、家庭をとおして大人にも伝わり、「いのちとからだ」についての考えや思いが広まることを願っています。
地域交流課
2025年8月25日