2025(令和7)年9月24日(水)、杏林大学(東京都三鷹市新川6-20-2)と沿線まるごと株式会社(東京都西多摩郡奥多摩町棚澤390)は、同社が所有・運営するレストラン棟「Satologe.(さとローグ)」にて、包括的連携協定を締結いたしました。
本協定は、持続可能な地域社会の構築と発展、研究活動の充実、人材育成の推進を目的とし、両者の協力関係をより一層強化するものです。
協定式には、沿線まるごと株式会社、東日本旅客鉄道株式会社八王子支社、奥多摩町役場、杏林大学教職員を含む計13名が出席し、厳かな雰囲気の中で執り行われました。式の進行は、杏林大学地域交流課長である天蔵が務め、開会の挨拶に続いて出席者の紹介、協定内容の読み上げと確認が行われました。
沿線まるごと株式会社田治米取締役の挨拶では、青梅線沿線(青梅駅〜奥多摩駅の東京アドベンチャーライン)における「沿線をまるごと楽しめるホテル」というコンセプトのもと、養魚場が残されていた古い空き家を改修して運営している宿泊施設「Satologue(さとローグ)」の紹介や、奥多摩町で進めている鉄道を活用した新しい形の地方創生プロジェクトが紹介されました。また、杏林大学の学生による庭の整備や実証実験への協力、今年11月に予定されている奥多摩町70周年イベント、さらに2040年までに30拠点の整備を目指すという今後の展望についても言及されました。
続いて、杏林大学渡邊学長からは、多摩地区を拠点とする医療・保健系学部および文系学部を擁する総合大学として、地域との連携の重要性が強調されました。特に、同社の計画立案力と実行力に対する敬意が表され、大学として最大限の協力を惜しまない姿勢が示されました。最終的には、多摩地域全体の活性化を目指す意向が表明されました。
その後、田治米取締役と渡邊学長による協定書への署名が行われ、協定は正式に締結されました。
締結式の最後には、奥多摩町観光産業課大串清文課長より挨拶があり、JR青梅線東京アドベンチャーラインの取り組みや、空き家・古民家の活用の重要性について語られました。また、杏林大学によるドクターヘリを通じた医療支援への感謝が述べられ、今後はウェルネスツーリズムや森林セラピーなどの分野における連携への期待が寄せられました。
本協定の締結は、地域と大学がともに歩む新たなスタートラインです。両者はもちろん、協定式にご参加いただいた皆さまとも力を合わせ、それぞれの強みを活かしながら、協定の目的達成に向けて着実に取り組んでまいります。
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地域交流課
2025年9月26日