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「多胎育児準備クラス」を実施しました

去る9月、10月に、多摩地域の多胎育児サークルと本学教員が立ち上げた団体『多摩多胎ネット』による「多胎育児準備クラス」が開催されました。
『多摩多胎ネット』では多胎妊娠中の妊婦さんとご家族を対象に、孤立感や負担感を解消し、育児の喜びや楽しさを感じられるように、妊娠期から育児期までの継続的な支援を行っています。(本活動は地域連携センター助成費事業として活動助成を受けています。)

「多胎育児準備クラス」は、多摩多胎ネットが実施している企画のひとつです。
この企画は年3回、二日間のコースで行われており、「双子や三つ子の妊娠がわかり、喜びと同時に不安も大きい」「多胎育児を具体的にイメージしたい」といったご家族の疑問や悩みに応えることを目的としています。
今回は、本学看護学科看護養護教育学専攻教員のファシリテーションの元、以下のプログラムで行われました。

◆専門家による正確な知識の提供

杏林大学医学部付属病院の助産師と医師が、多胎妊娠・出産・育児に関する正確な知識をお伝えしています。

・産科医師による講義:多胎妊娠における出産前後のトラブル対応、赤ちゃんの入院時の対応などの説明の他、NICU・MFICUを備える本学付属病院の総合周産期母子医療センターをご紹介しました。
・ 助産師による講義:本学付属病院で出産される方以外にも参考となるよう、妊娠中、出産時、産後の入院中の生活について具体的に解説しました。

◆先輩保護者の体験談と参加者による情報交換会

現在子育て中の先輩保護者(ピアサポーター)にご協力いただき、ご自身のリアルな体験談と、参加者同士の情報交換をサポートしました。
今回の体験談では、6歳の双子を育児中で多胎支援活動にも取り組んでいる先輩ママが登壇。「妊娠中のマイナートラブルが十人十色であるように、産後の悩みも人によって大きく違う」と参加者の不安に寄り添いつつ、実体験に基づいた力強いメッセージをいただきました。

インターネット上には様々な情報が溢れていますが、玉石混淆な情報に振り回されると、かえって不安が増してしまうことがあります。
本クラスでは、専門家からの正確な情報と、当事者によるリアルで等身大の体験談を組み合わせることで、参加者の皆様が不安になりすぎず、出産や育児に希望をもって向き合っていただく一助となることを目指しています。

次回は2026年1月の開催を予定しています。

地域交流課

2025年11月14日