2025(令和7)年11月26日(水)にプリモホールゆとろぎ(羽村市)にて、「羽村市 特別支援教育支援員・介助員 研修会」が実施されました。
本研修は羽村市内で特別支援教育の支援・介助を担う職員の方を対象に実施され、当日は市内の小中学校から40名近い方の参加がありました。
今回の研修テーマは「関わる児童・生徒を理解し、どのように対応をしていくか」であり、講師として本学保健学部看護学科 看護養護教育学専攻 田中美千子教授が登壇しました。
田中教授は養護教諭の実務経験に加え、特別支援コーディネーターやスクールカウンセラーとしても、児童・生徒への支援に関わってきました。本学に入職後は、学校心理学、発達心理学や特別支援教育を研究テーマとし、養護教諭の養成にも尽力しています。
研修は、参加者がグループに分かれ、事例を元に子どもや保護者との関わり方、「チーム学校」として連携した支援のあり方について意見交換を行う形式で進められました。
参加者は限られた情報の中で、また多様な立場の人々が関わる環境において、子どもたちが安心して学校生活を送るためにどのようなアプローチが必要か、そして子どもを支える家庭・保護者をどのようにサポートしていくのか、それぞれの経験に基づいて活発に意見を交わしていました。
各グループ発表後には、田中教授からのフィードバックがありました。研修の最後には講義形式で、子どものトラウマがその後の及ぼす影響や、アタッチメントの重要性について解説があり、支援への理解をさらに深める内容となりました。


地域交流課
2025年11月27日