2026(令和8)年3月21日(土)、「プリモホールゆとろぎ(東京都羽村市生涯学習センターゆとろぎ)」にて 橋本 弘山羽村市長と渡邊 卓 本学学長による会談を行いました。
杏林大学と羽村市との関係は昭和62(1987)年度に始まり、包括連携協定を平成22(2010)年6月に締結しました。以来、15年にわたり学生の地域活動をはじめ、健康づくり、救急医療支援、子育て支援など多方面で連携・協働に取り組んでいます。今回の会談では、これまでの活動の成果、これからの地域・大学のよりよい連携について橋本市長、渡邊学長と双方の職員も交え、自由に意見を交換する場となりました。
■学長・市長挨拶
会談開催に際しての挨拶として、渡邊学長からは長年の多面的交流への謝意が述べられました。社会に開かれた大学として地域から学びつつ、教育・研究を進める姿勢は大学にとって不可欠のものです。杏林大学として、羽村市をはじめとする近隣自治体との継続関係は重要であり、今回の会談を契機にして、連携を一段と強化し、組織対組織として関わりを深めていきたいとの言葉がありました。
橋本市長は、協定締結から15年にわたる様々な分野での連携について触れました。その中でも、休日夜間急患センターへの医師派遣、本学教員が講師として招かれ実施されている行政関係者向けの研修会や市民向け講座の開催等を話題に挙げ、住民福祉の増進や職員の能力向上に大変有益であることに感謝の意を伝えられました。大学との連携によって羽村市がより活力のある地域となり、人材の育成や双方の発展のために、本日は率直な意見交換をしたいと語りました。
■連携のこれまで
現在、杏林大学と羽村市は31件の連携事業に取り組んでいます。それ以外にも個別の取組を含めると40件を超える事業を進めています。実施企画の一例は以下のとおりです。
・学生のボランティアおよび地域での実習
・平日夜間急患センターへの医師派遣
・平和事業への大学生リーダー参加
・中学生向けBLS等救急救命講習会
・中学生向けがん教育
・市役所でのインターンシップ受入れ
・健康増進イベントの開催
・大学教育課程への意見聴取
・講演会、研修会の開催や講師派遣
・医療的ケア児の保育に関する調査研究 など
それぞれの取組について、成果や進捗が話し合われました。橋本市長からは、学生がキャンパスから出て、地域や様々な方と関わりながら学ぶ中で、一人ひとりが自分の目標を見出していくためのフィールドに羽村市を活用いただけたらとの話がありました。渡邊学長も、学生にとって教室での学びも重要だが、一歩外に出て体験することの重要性、インパクトについて語りました。
■杏林大学と羽村市のこれから
双方から、今までの個々の事業に加えて今後も組織同士の関係性を深めていくことの確認がありました。また、オンラインや文書ではなく短時間でも顔を合わせて対話を出来たことで、今後もリーダーや関わる職員同士が定期的にコミュニケーションを取っていくことの意義が共有されました。
当日は会場となった「プリモホールゆとろぎ」の開館20周年事業・包括連携協定締結15周年記念として「生涯楽習祭」が開催され、本学保健学部客員教授である清原慶子先生の講演「人生100年時代の生きがいとウェルビーイング~地域での学びと繋がりの生涯学習~」が行われました。
杏林大学と羽村市は、これからも学生と地域を中心に、大学の知の還元、地域の活性に協力を深めて参ります。



(地域交流課)
2026年4月2日