去る2024(令和6)年6月21日(金)、本学救急救命学科生が大型バスで、羽村市立第一中学校(179名)、羽村市立第二中学校(156名)、羽村市立第三中学校(84名)の中学2年生(合計419名)を訪れ、現地で応急救護講習を実施しました。
このBLS指導は2010年から実施されており、本学においても歴史ある取組みの1つです。
BLSとは、Basic Life Supportの略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことで、専門的な器具や薬品などを使う必要のない処置を言います。
■受講した生徒からあった『感想』の一部ご紹介します。
・大学生の方が分かりやすく優しく教えてくれたのでよくわかった。
・ 「強く、早く、絶え間なく」という言葉はとても良いポイントだと思った。
・祖父母が高齢なので、もしもの時は今日のことを思い出して救いたい。
・人を助けるって大変。ずっとやっていると疲れた。大変だった。
■受講した生徒からあった『質問』の一部ご紹介します。
Q:人工呼吸をする必要がないのは疑問だった。
A:新型コロナウイルスなどの感染症に自分が感染してしまう危険性を考えて、
今は胸骨圧迫だけを連続して行うことを指導しています。
Q:生きていて心臓が動いている人にAEDの電気ショックを流したらどうなるのか?
A:AEDは心臓が動いている人には電気ショック不要と判断するため、ショックボタンを
押しても通電されないなど安全に設計されています。
Q:胸骨圧迫で相手の骨を折ってしまった場合でも、やむを得ないため問題ありませんか?
A:故意ではなく、善意に基づいて助けようとして一生懸命に胸骨圧迫を行った結果、
肋骨等が折れてしまった場合、責任を負わされることはないと言われています。
受講した生徒たちの感想を見ると、将来救急救命士を目指す学生とこの取組みを通じて、感じたことを素直に表現してくれたことに嬉しく思いました。
また質問では、「そう言われてみれば…」といった鋭いものもあり感心しました。
2025(令和7)年度は、6月13日(金)に実施予定です。
地域交流課
2024年12月20日