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羽村市立羽村第二中学校、羽村第三中学校で「がん教育」を実施しました

2024(令和6)年9月6日(金)に羽村第二中学校、10月18日(金)に羽村第三中学校で、本学と包括連携協定を締結している羽村市より依頼を受け「がん教育」を行いました。

実施にあたり、橋詰病院庶務課長が中学校を訪問し、生徒のご家族ご親戚にがんを患っている方がいないか、いる場合は実施に影響がないか事前アンケートを生徒保護者に担当の先生を通じて行い、十分な配慮をもって臨みました。

講師は本学医学部付属病院がんセンター長(腫瘍内科学教室教授)である廣中秀一教授が担当し、がんの原因、症状、検診の重要性、治療法、予防策など幅広いトピックについて、1つひとつ丁寧にわかりやすく講演しました。

廣中先生は、日本人の2人に1人ががんを患い、がんの死亡数は年々増加していることをあげ、生活習慣の改善や怖がることなく病院で定期的に検診を受診することの重要性についてお話されました。

がん患者への理解と支援の必要性についても言及し、中学生のがんに対する正しい知識を深めた講演となりました。

受講した生徒たちからは、「正しい知識を身に付けることができた」という感想、「赤ちゃんや中学生でもなっている人はいますか?」「お父さんがたばこを吸っていて肺がんの可能性があるのですが健康診断に行ってもらうにはどうすればいいですか?」といった質問など、ここには掲載しきれないほどの疑問質問が寄せられました。

前述のように、日本人の2人に1人が命を落とす現実はメディア等で耳にすることが多い昨今ですが、アンケート結果から、どこか漠然していたものがこの取組みを通じクリアになり、生徒たちの心に「他人事ではないんだ」ということ、「自分自身や家族ががんのリスクを高める習慣はないだろうか」と身近に感じてもらうことができたと思っています。

この取組みをきっかけに新たなコミュニケーションを生み、ご家族、親戚、友人に伝播することで現在、未来を考える一助となることを願っています。



地域交流課

2024年12月20日