2024(令和6)年11月11日(月)、武蔵野税務署長に本学井の頭キャンパスにお越しいただき、本学の授業(祖税法Ⅱ・知原信良客員教授)の1コマを使いご講演頂きました。
今年度は、納税を考える週間である11月11日~11月17日の初日に実施しました。この講演会は、「これからの社会に向かって納税が、私たちの生きる未来につながる」をテーマに、税の意義や役割について能動的に考え、税に対する理解を深めることが目的です。
講演は、基本である「税の役割」から始まり、財政の現状、税の歴史と変遷、税の分類、税務署の役割など、きめ細やかにご説明頂きました。また、確実な税金の納付の為に、滞納の未然防止や、滞納の整理促進についても触れられました。
学生からのアンケートでは、「税についての知識を深めることができた」という感想や、受講前までは「税務署=怖い」といったイメージを持っていたが、受講後ではそれが覆され、「社会にとって欠かすことのできない大切な役目を果たしているので誇りが持てる」「研修制度も充実し、労働環境もますます良くなっていることからライフワークバランスも整備されていることが分かった」「納税=堅いイメージと思っていたが、デジタル化が想像以上に進んでいることに驚いた」などの好意的な意見が多数寄せられました。また税を学ぶ一部の女子学生からは「部署や部門による女性比率が高いところはどこか?」と将来を見据えた質問をする者もいました。
この場を借りて、武蔵野税務署長、当日に至るまで調整してくださった税務署職員の皆さまに心より御礼申し上げます。
■学生アンケート(一部抜粋)
(全般)
・税務署の仕事内容について普段聞くことがなかったので面白かった。個人的には怖いイメージがあったが、税務署の職場内での踏み込んだ話が聞けて少し身近に感じるようになった。
(国税組織について)
・税金については納付するためにたくさんの書類を作り出向いていかなければならないイメージだったが、デジタル化が進んで自宅にいながら簡単に手続きが済んでしまうことを聞いて驚いた。
(職場環境の良さについて)
・興味はあったがあまり知らなかった税務署職員の職務内容を具体的に聞けて興味深かった。とくに怖いイメージの国税職員の育児や休暇のサポートが充実していると聞き新たな発見を覚えた。
(いやな職場だが大きなやりがい)
・国税の職場は、人の嫌がるところを突いて厳しくしないといけないところがあるので、精神的に苦しい人もいるとの話があり、リアルな答えを聞けて良かった。
地域交流課
2024年12月20日