11月19日(火)羽村市プリモホールゆとろぎ(生涯学習センター)にて、羽村市介護の日講演会「在宅医療について知りたい~在宅での医療と介護の基本のはなし~」が開催され、保健学部健康福祉学科助教の布田和恵先生が講師を担当しました。
現在、日本の高齢化率は29%に達し世界トップレベルといわれていますが、平均寿命と健康寿命には大きな差があり、高齢者の生活の質の向上が課題となっており、高齢化は今後さらにピークを迎えます。
病気治療や療養の場の選択肢の1つとして、在宅医療や介護の重要性が増していることから、その定義や仕組み、訪問診療と往診の違い、介護保険制度や高齢者向け施設について、さらには介護にかかる概算費用についても詳しく説明されました。
参加者は在宅医療や介護における現状やその重要性についてしっかり学ぶことができました。
印象的だったことは、“最期”を考えた時、「住み慣れた場所で・・」と考える人が多いにもかかわらず、現実では反比例し、病院等の医療機関で人生を終えることが多いということです。
生を受けた者に平等にある人生の終わりを、自身の希望の場所で迎えるためには、制度やサービスの知識を正しく身につけると共に、日頃から家族と十分なコミュニケーションを取ることが重要であると思いました。
家族と言えど遠慮は少なからずあろうかと思いますが、互いを尊重し、互いに納得した上で決めることの大切さを学びました。
この様な情報が、多くの方に伝わり、選択肢が広がることを切に願っています。
地域交流課
2024年12月20日