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About Kyorin University平成29年度決算報告


 本学校法人の平成29年度決算が平成30年5月25日に開催された理事会・評議員会において承認されましたので学校法人会計基準に定めている計算書類(資金収支計算書総括表 事業活動収支計算書総括表 貸借対照表)の概要をご説明いたします。

1.結論

1)資金収支の状況(表1:資金収支計算書総括表)

 学納金収入は、主に保健学部、外国語学部の定員増により前年度比2.0%(2.11億円)の増加になった。 補助金収入の国庫補助金は、主に私立大学等経常費補助金の調整係数(C配点)が大きく減額されたことにより3億円減少したことが響き、前年度比4.07億円の減少となった。 医療収入は、病床稼働率の低下により入院収入が前年度比で0.6億円の減少。外来収入は投薬料、注射料等の増加により3.8億円の増加となり、結果、医療収入全体では3.17億円の増加となった。借入金等収入では、病院の施設設備資金として10億円の借入の増加。以上により、総資金収入は621.08億円となった。
人件費支出は昨年末の労働基準監督署からの指導により、医師の超過勤務手当の増加等で前年度比3.2%(6.85億円)の増加となった。 教育研究経費支出は、光熱水費、委託費等で前年度比7.7%(2.06億円)の増加となった。 医療経費支出は、医療収入の直接経費である薬品費、委託費等の減少により、前年度比0.7%(1.22億円)の減少となった。 施設関係支出は三鷹キャンパスに隣接する国有地の取得により、前年度比22.04億円の増加となり、結果、総資金支出は584.55億円となり、前年度比65.13億円の減少となった。

2)事業活動収支の状況(表2:事業活動収支計算書総括表)

 事業活動収入は、教育活動収入の多くを占める学納金、医療収入等前年度比で0.05億円の減少。特別収入は、施設設備取得の為の補助金、寄付金が減少したことにより、3.43億円の減少となった。 結果、事業活動収入計は前年度比0.7%(3.49億円)の減少となり499.28億円となった。
事業活動支出は、人件費が前年度比3.1%(6.62億円)の増加。教育活動支出(教育・医療・管理)は光熱水費、診療材料費、委託費等の増加により、前年度比1.6%(7.63億円)の増加となった。資産処分差額は経年による図書や病棟改修工事に伴う除却損等により前年度比33.2%(1.00億円)の減少となった。 結果、事業活動支出合計は前年度比1.2%(6.16億円)の増加となり502.27億円となった。
以上により基本金組入前当年度収支差額は2.98億円の支出超過となった。 基本金組入額は前年度比76.3%(82.54億円)の減少となり、基本金組入後の当年度収支差額では28.57億円の支出超過となる収支結果となった。

3)貸借対照表の状況(表3:貸借対照表)

 資産の部は、固定資産が前年度比1.5%(14.56億円)の減少、流動資産は2.8%(2.98億円)の増加となった。負債の部は、借入金、未払金の減少などで合計は前年度比2.8%(8.59億円)の減少となった。結果、純資産の部は基本金組入前当年度収支差額が支出超過となったことで、前年度比2.98億円減少の741.12億円となった。

資金収支計算書・事業活動収支計算書・貸借対照表及び科目の説明等