■高大接続は大学の未来を担う重要な取り組み
冒頭の挨拶として、渡邊学長が挨拶に立ち、多数の参加に感謝の意を表しました。
渡邊学長は、高校教育から大学教育への学びをより円滑に繋ぐ「高大接続」の重要性をあらためて説明し、これまで井の頭キャンパスで開催していたものを今回は三鷹キャンパスでの開催とし、医学部学生および卒業生である専攻医による報告が実現したことを述べました。続けて、医学部 平方学部長、高大接続推進室 八木橋室長から挨拶がありました。

■今年度高大接続事業の実施報告
続けて、今年度の高大接続事業の実施について、八木橋室長より報告がありました。
本学では協定校に対して、オープンキャンパスとは異なる環境で、大学での学びや生活をイメージしてもらう「キャンパスデー」、協定校の高校生が夏期休暇期間中に大学の授業を体験し、評価を受けることで、大学の雰囲気や学びとの相性を確認できる「ブリッジ授業」等、様々な企画を行っています。
また今年度は初めての企画として、医学部の1年生による病院体験学習後のポスターセッションに協定校の高校生が参加するイベントを開催したことが紹介されました。
八木橋室長は、特にブリッジ授業においては実施した学部で参加生徒が大幅に増加したことを挙げ、「高校生や高校の先生方に杏林大学での学び、生活を理解してもらえる高大接続推進事業を目指した一年だった」と語りました。

■医学部学生および卒業生研修医による発表
医学部4年生の梅野さん、6年生の永川さん、研修医の林先生が、海外での経験を報告しました。
医学部4年生 梅野さん:英国レスター大学医学英語セミナー
医学部6年生 永川さん:ドイツ・ハイデルベルグ Salem病院 クリニカルクラークシップ
研修医 林先生:イギリス・サウサンプトン General Practitioner クリニカルクラークシップ
(※「クリニカルクラークシップ」:診療参加型の臨床実習。研修医に近い形で実習を行うことで、医師として働く自分の課題や将来像に、学生のうちから向き合います。本学ではこの実習を海外で行うというオプションもあり、海外クリニカルクラークシップと呼ばれています)
参考:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/feature/lp/global_medical/(杏林大学HP 医学部紹介)






いずれも発表でも現地での生活、学びとなったことや苦労したこと、新しい発見などが報告され、非常に充実した様子が伝わる内容となりました。
研修医の林先生の発表では「この経験を通して患者の方の『生の声』を聴くことの重要性を痛感した。また、日々目標設定をし、試行錯誤することの難しさや大切さを改めて感じた。常にあきらめず、挑戦し続けたいと考える機会になった」というコメントがあり、学生にとって海外でのセミナーやクリニカルクラークシップへの参加が、得難い経験となっていることが印象的でした。
その後の懇親会では、大学と高校、各協定校間での活発な意見交換と交流が行われました。
本学では、今後も高校教育との連携を強化し、生徒一人ひとりの学びの接続をサポートしてまいります。
(高大接続推進室)
2026年3月13日