2024年3月 外国語学部英語学科卒業
水村 宙夢(みずむら ひろむ)さん
羽村市立羽村第二中学校に英語教諭
(2024年3月取材)
英語教師になるという中学生の頃からの夢を実現した水村さん。中学校での教育実習では、2年生のクラスで英語を担当し、大勢の生徒に教えることの難しさと楽しさ、さらに教師という仕事のやりがいを実感したと言います。そして、今、水村さんは「先生がいるから元気に登校しよう!」と生徒から思われる教師になりたいと願って教壇に立っています。
英語教師になるという中学生の頃からの夢を実現した水村さん。中学校での教育実習では、2年生のクラスで英語を担当し、大勢の生徒に教えることの難しさと楽しさ、さらに教師という仕事のやりがいを実感したと言います。そして、今、水村さんは「先生がいるから元気に登校しよう!」と生徒から思われる教師になりたいと願って教壇に立っています。
大学3年生の時から、将来に繋がるようにと塾講師のアルバイトをした水村さん。教え子が志望校に合格した時は喜びを分かち合い、教師への思いは強まりました。
一方、塾と違って30数人の生徒が相手の教育実習は、予想以上に難しいものでした。予め授業の内容を頭に入れ、構成を組み立て、終わったら授業を振り返って改善点を洗い出す。「物事は準備が9割」と言われるように、よりよい授業をするために事前の準備に万全を尽くしました。
そうして実習の終盤には、授業中の立ち位置、目線、生徒への発問の仕方なども徐々につかめてきました。実習の成果を複数の先生に見てもらう研究授業では、生徒が積極的に発言をしてくれてテンポよく授業ができ、好評だったといいます。実習最終日に生徒からもらった色紙は大切に家に飾っています。
悩みや不安な気持ちは一人で抱えず、仲間や教職課程の先生、ゼミの先生、教務課の職員などに相談しました。多くの人から受けたアドバイスの中から、「ありのままの自分を大切にする姿勢」が教師の仕事には必要だと気付きました。この言葉を胸に臨んだ教員採用試験の面接では、面接官から「一緒に働けるのを楽しみにしている」と声を掛けられました。「教職の授業から学んだことはとても多く、人として一回り成長できたと感じています。今は『水村先生がいるから、きょうも元気に登校しよう!』と生徒たちに言ってもらえる教師になりたいと思っています」。
大学時代について水村さんは、「アルバイト経験は進路の決定や社会に出てから大いに役立つと思います。将来の職業に直接繋がるような仕事でなくても、様々なアルバイトを通じて社会を知ったり、自分の向き不向きを知ったりすることができます。教職課程を履修する人は、模擬授業の機会を大切にしてほしいです。実際に経験していない授業形式は本番ではできないので、模擬授業では敢えていろいろなスタイルを試すことで自分の授業の可能性を広げてくれると思います」。
※記事および各人の所属等は取材当時のものです