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【トピックス】 台湾日本語教師本邦研修会を行いました

 今年も台湾日本語教師本邦研修会を7月17日(火)から8月4日(土)までの19日間にわたり実施しました。この研修会は財団法人交流協会が主催し、杏林大学が受託実施するもので、今回でちょうど第10回を迎えました。
 研修には、台湾各地の大学の日本語担当者10名が、日本語学あるいは日本語教育学についての知識を深め、各自の研究を発展させるという強い目的意識をもって参加されました。
 研修では、日本語の通時論、日本語意味論、日本語の構文論と形態論、日本語教育文法、日中対照音声研究、日本語語彙論、日本事情と異文化理解、教材研究、コンピュータを使った日本語教育、能力試験の聴解・口頭表現、コースデザイン、日本の歴史と文化、日本語辞書論、日中翻訳研究、言語行動、社会言語学など多岐にわたる講義を計画しました。また、学外研修として、国際交流基金や凡人社(日本語専門書店)を訪問したり、研修メンバー全員による発表・討論会と金田一春彦記念図書館・風林火山博・寺院・日本庭園等の見学とを兼ねた合宿に出かけたりもしました。
 短期間ではありましたが、充実した研修になったと思われます。
 帰国後も、研修者10名が集まり日本語研究教育活動が行われるなど、研修の成果が見受けられます。このような杏林での研修が契機となり研究教育活動が発展することは本当に喜ばしいことです。
 この研修に際し、本当に多くの方々にご協力いただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

外国語学部教授 玉村禎郎