【トピックス】 マンチェスター大学留学プログラム(学生からの報告) 5/20更新
杏林大学外国語学部では毎年3月末から7月にかけて、イギリス・マンチェスター大学での英語研修に加え、現地企業でのインターンシップを行うプログラムを実施しています。
今回は5名の学生がこのプログラムに参加しています。
月に数回、研修に参加している学生から「マンチェスター便り」として研修の様子など現地での出来事を報告してもらいます。次回研修に参加してみたい学生はぜひ参考にしてください。
英語学科5セメスター 茂呂 さより
学校には毎日元気に通っています。午前中はインターナショナルクラスで各国の生徒と一緒に勉強し、金曜以外の午後はインターンシップ先で必要なビジネス英語を学んでいます。授業では基本的な文法からライティング、リーディング、リスニング、スピーキング、プレゼンテーションなどを満遍なく行います。
しかし一番大変なのは自分の国のことを説明するときと意見を言うときです。日本のことを知らない外国の人に日本という国をいかに正しく、魅力的に伝えるか、これは本当に難しいです。私一人の言動で彼らの日本に対する印象は180度変わってしまうからです。また、自分の意見を言うことも大変です。言いたいことが日本語では浮かぶのに英語となるとうまく言えない、それが一番もどかしいです。しかし学校に通うのもあと2週間です。残りの授業も実りのあるものにしたいと思います。
放課後は美術館や博物館巡り、市内散策やパブでサッカーの試合を観戦したりしています。マンチェスターは学生の街として有名ですが、文化的にも発達した街で、多くの施設に無料で入場できます。歴史的な建物と近代的な建物が混在していて、活気のある街です。
この間はクラスメートと食事と映画に行きました。外国の人と英語で話をするということはとてもいい経験でした。他国の文化や習慣を知るのは興味深いうえに、お互い母国語ではない言葉で話し、理解しあえることは少し不思議な反面、やはり素晴らしいと感じています。
週末は小旅行に行ったり、バーベキューをしたり、友達のステイ先に泊まったりしています。先週はマンチェスター市内で開かれたマラソンを観に行きました。3万人が参加するという大規模なもので、そのスケールに圧倒されました。
6月からインターンシップが始まります。私はリバプールに移り、イベント制作会社で仕事をします。毎年夏に開かれるお祭りの運営をしている会社で、私はそのコスチューム作りなどを手伝います。リバプールは今年の欧州文化都市に指定されているため、年間を通じて様々なイベントが催されていてとても活気があります 。そんな街で働けることを今から楽しみにしています。
<担当教員より> (外国語学部国際交流委員 倉林秀男) |
英語学科5セメスター 岡田 明奈
4月8日
マンチェスターからの報告です。こちらは今日雪が降りました。 早くも一週間が経ち、国も気候もまったく違う地で、みんななんとかやっています。
5人中3人のスーツケースがマンチェスター空港に届かず、未だ手元にありません。日本でも報道されたとのことですが・・・?
どこのホストファミリーもとてもよくしてくれています。私たちの心境をとても理解してくれていて、すごく気を遣ってくれます(まるで日本人みたい!)。この間、友達と私が道に迷って、家に着くまで何時間もかかってしまったのですが、ただただ心配してくれて、なんとハグまでしてくれました。
学校はというと・・・私のクラスでは、サウジアラビア、イラク、中国、日本の学生が共に学んでいます。仕事上の理由で、あるいは奨学生として、また私たちのように大学のプログラムで来ているなど状況は様々です。違う国の人たちと、授業や放課後で英語を用いてコミュニケーションをとっていて、なんだか不思議な気分です。でも、これはとってもとっても良い経験だと思います!
週末はスコットランドへ行ってきました。ホストファミリーの友だちの結婚式に招待してもらったためですが、なんと車で8時間という道のりでした。教会での式を終えた後、場所を移してパーティーをしました。100人以上の人が出席していて、色々な人と交流することができました。日本人の女の子、というだけで多くの人が声をかけてくれて・・・名刺をくれる人やら電話番号を渡してくる人やら。ある意味これもいい経験でした。そのパーティーではスコットランドの伝統的なダンスに挑戦しました。かなりめちゃくちゃではありましたが、とても楽しかったです。
マンチェスターでの生活は毎日が新鮮です。杏林の5人の仲間は、みんなで助け合って頑張っています。また近いうちに近況報告をします。
<追記> 学生の報告にありますように、到着地マンチェスターで自分たちのスーツケースが出てこないというトラブルに見舞われました。報道によると、3月末に英国ヒースロー空港に完成した新ターミナルで、荷物を移動させるシステムのトラブルと人的トラブルが重なって発生したということです。学生たちがマンチェスターに到着して2週間後にようやくスーツケースを受け取れたということです。怪我の功名かもしれませんが、スーツケースが届かない間、ホストファミリーが十分なサポートをしてくれたおかげで、早い段階から学生とホストファミリーとの絆が強くなったということです。 |
2008.04.15