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【トピックス】 2008年度シンガポール観光実習を終えて

 今年度もシンガポール観光実習を9月15日〜20日(4泊6日)の日程で実施しました。実習には外国語学部に在籍している2年生と3年生、留学生を含めた22名が参加し、京王観光(株)八王子教育旅行支店のご協力のもと大きな成果とともに無事に終了いたしました。
 シンガポールの産業は、産業分類における第一次、第二次産業の占める割合が少なく、第三次産業により発展を遂げてきました。そのためシンガポール政府の観光資源に対する経営資源の傾斜配分はきわめて大きく、空港を含めた計画的な都市計画が展開されており、2010年には、大規模なカジノが開業します。また、2008年9月23日からは、モナコに習い、市街地をサーキットとしたF-1レースが開催されるなど国をあげて観光客誘致に注力しています。観光立国宣言をした日本にとって、シンガポールはまさに観光先進国であり、観光実習では多くの事を学びました。
 まず、今実習では、日本−シンガポールの往復にシンガポール航空が世界に先駆けて導入したA380(世界初の総二階建て構造機材)を利用し、この機材への搭乗も実習目的の一つとしました。また、シンガポールでは、

1.主要ホテルの見学
2.DFSの見学
3.観光産業人材育成施設の見学(SHATEC)
4.グループ単位のツアー企画、及びその実施
を行いました。

          A380

          A380

 今年の参加者の中には、今回が初めての海外渡航という学生もおり、期待と不安の中に実習は始まりました。学生はホテルやDFS見学を通し、観光関連産業をグローバルな視点で捉えることができるようになったと思います。
 また、杏林大学とも協定校であるSHATECからは、観光関連産業を支える人材育成が、日本に比較して実践的に実施されていました。在学中の学生が、ホテルでサービス企画・サービスアイテムの作成・サービスの提供を行っており、同世代の学生が既に実践的に社会と接していることに刺激を受けた参加者も散見されました。滞在中に実施した中間報告会では、「ホスピタリティ」「異文化」「都市計画」「コミュニケーションスキル」「環境に対する意識」をKEY WORDに発表する学生が多く、実習をとおして貴重な経験となったものと思います。


(外国語学部応用コミュニケーション学科講師 木崎 英司)

マンダリンホテルのフロント付近

マンダリンホテルのフロント付近