【トピックス】 杏林大学10月入学式が行われました
台風一過の秋晴れとなった9月20日(土)午前11時から八王子キャンパスで杏林大学10月入学式が行われました。この日、入学式に臨んだのは、大学院と学部の秋入学試験に合格した40人で、その内訳は大学院保健学研究科1人、国際協力研究科24人、総合政策学部7人、外国語学部8人となっています。
このうち大学院国際協力研究科には社会人入試をクリアした方、文系の2学部には33人の留学生をそれぞれ迎えることができました。新学期から八王子と三鷹の両キャンパスに新しい風を送り込んでくれることでしょう。
式では、長澤俊彦学長が「目的をもってそれぞれの研究・学問に取り組んでほしい」と入学者を激励しました。このあと職員代表として松田和晃総合政策学部長が「社会の進歩に敏感でありながら、それに惑わされることのない不偏不党の冷静さをもってほしい」とお祝いの言葉を送りました。
【学長式辞】
大学院そして学部に入学された皆さま、おめでとうございます。
開設から15年を迎えた大学院国際協力研究科に入学された皆さま、ここでは外国語学部、総合政策学部といった文系2学部の枠を超えて、国際開発専攻、国際文化交流専攻、国際医療協力専攻、開発問題専攻の4つの分野の研究が行われています。
最近はそれぞれの指導教員のほか、教務担当の教員を置いていますので、皆さんにとっては幅広く指導を受ける機会があると思います。文部科学省中央教育審議会から、一つの専門だけでなく複合的に学ぶことで、広い教養と知識をもった高度な専門人が求められています。ぜひ、どういう目的をもってどのように 取り組んでゆくのか、よく相談して研究を行っていただきたいと思います。
国際医療協力専攻には社会人入試で2人の方が入学されました。今までの経験を活かしてここでの研究に取り組んでください。
一方、社会からは研究の成果を公開して発表することが求められています。皆さんもいずれご自分の研究成果を社会に対して発表していくことになると思います。
総合政策学部、外国語学部に入学された留学生の皆さん、学部の授業には様々な専門用語がたくさん出てきます。ですから、何よりもまず日本語をマスターしていただきそれぞれの学部の学問に力を注いでほしいと思います。
大学生活において、とかく留学生同士、自分の国の学生同士でまとまりがちになる傾向があります。ランゲージパートナーとして日本人学生と積極的に交流してほしいと思います。また、アルバイトに関してですが、生活の範囲でのアルバイトは仕方ありませんが、皆さんは日本留学という、貴重な経験をしていることを頭に入れて勉強に取り組んでください。
さてこの大学には各種センターと学生課があり、皆さんの大学生活をサポートしています。健康面では保健センターが対応しますので、体調の悪いときには早めにご利用ください。
日本には2020年までに留学生を30万人に増やすという計画があります。日本にとっては大変よいことです。留学生の皆さん、ぜひ杏林大学で過ごした学生生活について皆さんの国に帰られたときに伝えて日本に学びにくる若者を増やしてください。
健康面には十分注意して有意義な学生生活を送ってください。